国立がん研究センターなどのチームは27日までに、青魚などの魚介をよく食べる人は、あまり食べない人よりうつ病になる危険性が低いとの調査結果を米医学誌に発表した。青魚などの魚介には、炎症を抑えるなどさまざまな作用を持つn-3系脂肪酸が含まれることから、うつ病のリスクを下げると考えられるという。
チームはまた、魚介の量から、エイコサペンタエン酸とドコサペンタエン酸などのn-3系脂肪酸の摂取量を計算。これらの成分を適度に取っている群は、うつ病が少ないことも確認された。
チームの松岡豊・国立がん研究センター健康支援研究部部長は「サンマであれば1日1尾弱を食べるといい。不足する場合は加工食品や缶詰、サプリメントで補っても構わない」と話している。
時事通信社 引用