-東村宗介の世界-

脚本家・東村宗介の世界

コスモVについて

2007-01-24 00:20:26 | Weblog
今回はレンタルも近づいてきたコスモVについてちょっと書かせていただこうと
思います。

まず、吉川監督からVレンジャーのように、子供だけで、劇場で公開する戦隊を
撮るので、脚本を書いて欲しいと依頼を受けたのが始まりでした。当時は、まだ
ZENでまだ数本しか書いてなかった時で、私にその脚本の依頼が来るとは
思わなかったため、びっくりした記憶があります。
もちろん、喜んで受けさせていただきました。
吉川監督と話をするうちに、監督の中で、小学生5人が闇の中、レオタードで
暗躍する映像が浮かんできたのです。それがコスモ5の始まりでした。
猫目怪盗のような小学生5人組が、力を得て、戦隊として戦う。
私の中で、だったらその小学生5人組は、普通の小学生じゃダメだな。
ちょっと変わった小学生にしたほうがいい、でも5人全員変人じゃつまらないので
一人その中に常識人を入れよう……という感じでキャラクターはスムーズに
きまっていき、受難のキャラ・ピンクは生まれたのです。

コスモVでは、戦いに関して、脚本を書く前から、漠然と決めていたことがありました。
それはなるべく戦隊らしくないものにしようということ。特に最後のラスボスと
5対1で戦うのはなるべく避けたかったので、実際作品になったようなアイデアを出し、
吉川監督もそれを面白がってくれたため、納得のいくラストバトルになったかなと思ってます。

つまり、見た人が「これ戦隊じゃないじゃん」。そう言ってくれたらいいな
と思って書いたのが流星戦隊コスモVなのです。
コメント (6)
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