-東村宗介の世界-

脚本家・東村宗介の世界

おーおさか へーいへい だびいどっそん へーいへい

2007-01-30 22:37:34 | Weblog
このブログを呼んでくれている方で、今回のタイトルにピンと
くる方は何人くらいいるのだろうか…
ということで、私、実はお笑いが好きなんですよ。
基本的に、ZEN、COSMOREの作品はコメディがウリではないので
押さえているんですが、過去にコメディテイストを何本かいれてしまったものが
あります。一番最初が「ブレイブレンジャー」、そしてほんの少しコミカルな
要素をいれた「イマジナー」(※福増ちゃんの天然リアクションによって、
私の予想よりもコミカルになっていました)、前にも書きましたがもう少し
コミカルにするはずが違うほうに行ってしまった「キューティーハンターズ」、
そして、私の脚本を元にアクション監督の富田さんや大塚監督によって、
たぶんZEN・COSMOREの中で一番のコメディになってしまった(と思う)
聖戦姫姫大戦の剣姫。どれも私的には気に入っている作品です。
基本的にベタなお笑いをやる気はないんですけど、無理なく入れられるものは
これからもコミカルなテイストは入れていきたいな、なんて思ってるんです。
少しクスリと笑えて、ピンチにハラハラドキドキできて、アクションでスカッと
できる、そんな作品が私の理想の一つだったりします。

おきにいりの写真2

2007-01-28 20:10:11 | Weblog
今回はもう一つ。写真は松浦監督の「デザーター」に主演の谷桃子ちゃんです。
スチールの合間にパチッと撮らせてもらったのですが、見てびっくり?誰かに
似ていると思いませんか?

ということで、先日撮影の終わったデザーターですが、もう一人の主演尾崎ナナちゃんと
一緒に寒い中、早朝から深夜まで本当にがんばってくれてました。お疲れ様でした。
特に、桃子ちゃんは、アクションやドラマも頑張ってくれましたが、俳優の井手口さん
扮する偏執的な捜査官に捕らわれての拷問シーンで熱演は特に凄かったです。
針を10本の指先に刺されて、さらに電気を流されるという、凄く痛そうな拷問シーンですが、
井手口さんの作り出した世界観も加わって、かなりシュールで面白い映像になっていると
思います。ご期待ください。

お気に入りの写真1

2007-01-28 19:56:18 | Weblog
飯澤社長から写真アップの許可をいただいたので、これからは写真も
アップしていこうと思います。今回はオーロラファイターから手塚りえちゃん。
これは敵である小川瀬里奈ちゃんを滅多打ちにしているシーンなんですけど
優位であるはずなのに、凄く切なそうな表情をしてくれて、現場で見ていて
とてもいいなと思ったシーンの一つなんです。まだ発売前なので、どんな
シーンかは言えませんが、かなり良いシーンになったと思いますので
ご期待ください。

で、舞姫も発売されたので、ちょっと小川瀬里奈ちゃんについて。
彼女は、私のデビュー作といっても過言ではない「ハザードエンジェル」で
ZENに初登場したのですが、以降の「プレミアナイツ」「女戦闘員物語」
「聖戦姫大戦」「キューティーレスリング」、今度発売される「レッドアベンジャー」、
撮影済みの「スペースアテナ」、そして「オーロラファイター」と出演作品全てが
実は私の脚本なんですね。で、聖戦姫大戦のときの、手塚りえちゃん扮するみつきが
小川瀬里奈ちゃん分する摩季と出会うシーンを現場で見ていたんです。
脚本を見ながらみ摩季の台詞の合間の動きを淡白にしちゃったな、もう少し妖艶な
仕草をくわえとけばよかったかなと思いながら見ていたら、本番に入ったんです。
そうしたら、瀬里奈ちゃんが私のやって欲しかった仕草を誰に指示されるでもなく
普通にやっているんですよ。考えようによっては、台詞にあった自然な仕草をした
だけかもしれないですけど、ト書きで書けばよかったなと思った仕草をだいたい
やってくれたので、さすが私脚本の常連!と思った記憶があります。
今後もよろしくお願いしますね、瀬里奈ちゃん。

コスモVについて

2007-01-24 00:20:26 | Weblog
今回はレンタルも近づいてきたコスモVについてちょっと書かせていただこうと
思います。

まず、吉川監督からVレンジャーのように、子供だけで、劇場で公開する戦隊を
撮るので、脚本を書いて欲しいと依頼を受けたのが始まりでした。当時は、まだ
ZENでまだ数本しか書いてなかった時で、私にその脚本の依頼が来るとは
思わなかったため、びっくりした記憶があります。
もちろん、喜んで受けさせていただきました。
吉川監督と話をするうちに、監督の中で、小学生5人が闇の中、レオタードで
暗躍する映像が浮かんできたのです。それがコスモ5の始まりでした。
猫目怪盗のような小学生5人組が、力を得て、戦隊として戦う。
私の中で、だったらその小学生5人組は、普通の小学生じゃダメだな。
ちょっと変わった小学生にしたほうがいい、でも5人全員変人じゃつまらないので
一人その中に常識人を入れよう……という感じでキャラクターはスムーズに
きまっていき、受難のキャラ・ピンクは生まれたのです。

コスモVでは、戦いに関して、脚本を書く前から、漠然と決めていたことがありました。
それはなるべく戦隊らしくないものにしようということ。特に最後のラスボスと
5対1で戦うのはなるべく避けたかったので、実際作品になったようなアイデアを出し、
吉川監督もそれを面白がってくれたため、納得のいくラストバトルになったかなと思ってます。

つまり、見た人が「これ戦隊じゃないじゃん」。そう言ってくれたらいいな
と思って書いたのが流星戦隊コスモVなのです。

手塚りえちゃんと小川瀬里奈ちゃん

2007-01-18 21:35:40 | Weblog
私は、実は女優さんと役をリンクさせたりすることが好きだったりします。
最初に提案したのは、お分かりだと思いますが、「プリティーリベリオン」。
小野寺姉妹が役の中でも姉妹を演じたら面白いんじゃないかなと思って提案しました。
次はリンクではないのですが「キューティーハンターズ」で、
これ私の脚本ではないのですが「ジュリア&レナ」に顔をだしたときに
堀江真子さんが、なぜか印象に残ったんです。そして「プリティーリベリオン」で
藤松祥子ちゃんを見たとき、堀江真子さんと似ているなと思ったんですね。
それで、この二人で何かできないかなと…姉妹じゃ普通だし、親子はないな……
それで現代と子供時代にしようと思いついたのです。キッズには相方が必要なので、
普通の相方じゃつまらない。じゃあ、見た目は子供だけど、実は大人の宇宙人は
どうだろう。ここまで考えたら、後はスラスラとプロットが書けたので、大塚監督に
見せたところ面白がっていただけて「キューティーハンターズ」が誕生したのです。
本当はもっとコミカルにするつもりだったのですが、敵怪人二人を書いているうちに
路線が当初予定していたよりハードになってしまったんですが、それはそれで
良かったかなと思っています。
そして先日撮影した手塚りえちゃんと小川瀬里奈ちゃんなのですが、剣姫舞姫のとき、
二人は以前からの知り合いでとても仲がよく、アクションでも息のあったところを
見せてくれていたんです。その時点で、年明けに手塚さんで大塚監督が撮ることが
決まっていたので、この二人の関係をまた作品にリンクさせてみたいなと思って
書いたのが「オーロラファイター」なのです。まだ発売前なので、詳しいことは
書けませんが、小川瀬理奈ちゃんのブログを読むと、気に入ってくれたみたいです。
ご期待ください。
では、本日はこのへんで。

よろしくお願いします。

2007-01-15 22:50:12 | Weblog
始めまして、脚本を書かせて頂いている東村宗介です。
この度、ブログをZENサイトで書かせていただくことになりました。
作品を見ていただけたら、感想など書いていただけましたら嬉しいです。

とりあえず、挨拶だけで終わるのもなんなので、つい先日、撮り終わった
ブレイズVについてでも。
これは、待望の大人戦隊。ヒロインはキュートな赤松唯ちゃん(実は唯ちゃんがマリオネットソルジャーが終わったとき、
戦隊をやりたいと言ったので今回オファーがいきました)、吉川監督と私が同時にこの人がいいと思った田中いちえさんです。
撮影が終わった今、プリティな唯ちゃんと、一見クールないちえさんは、私がこれまで携わってきた作品の中、
ベストカップル賞をあげたいくらい良い感じでした。
そしてもう一つの今回の肝は怪人です。
これまでのZENピクチャーズ作品とは一風違った怪人に、工房のスタッフが仕上げてくれたのでご期待ください。
ちなみに、巨大な歯ブラシやクシは、工房のスタッフが持っていたら面白いんじゃないかと
アイデアを出して作ってくれたものです。これで作品はより楽しいものになりました。
工房のみなさん、いつも無理な注文に答えてくれた上、さらに面白いアイデアまで

追加してくれてありがとうございます。いつも感謝しています。

あと、余裕があったら担当した作品についても書いていきたいと思います。
今回は「USAのヴァンパイア忍者」。けっこう気に入っているんですよ。
特に主演の杉原さん。普段はホワーとした方なんですけど、役に入るとキリッとなって、
その落差がいいんですよね。かなり格好よくヒロインを演じてくれたと思います。
悪のヒロインを演じている華彩さんも、嬉々として悪役を演じていて、拷問シーンとかも良いかんじです。
話は、二人の女の子が友情と運命に翻弄されながら、厳しい戦いを乗り越えていくというものですが、
二本組には珍しく戦うヒロインは一人だけで、もう一人は終始戦わないヒロインという構成や、
話の終わり方は気に入っています。
まだ未見の方は、見ていただけると嬉しいです。

では、今後ともよろしくお願いいたします。