-東村宗介の世界-

脚本家・東村宗介の世界

吉川監督に渡したトリプルランサー続編案です

2009-01-30 18:32:36 | Weblog
プロットというほどしっかりしたものではなくて、叩き台です。これをベースに話し合って脚本にかかるというのが、吉川監督と仕事をするときのパターンです。当然ここから変更もかなりあります。文章もかなりアバウトに書いています。右大魔人・壊、左大魔人・斬のデザインもこれからです。こんな怪人、こんなピンチが見たいというリクエストがありましたらお願いします。

タイトル:トリプルランサーF(フラッシュ)

登場人物
レッドランサー・坂本美香
トリプルランサーの自称リーダー。個人主義のチームをまとめるのに苦労している。

ブルーランサー・高杉奈央
過去に肉親を怨妖軍団に殺されている。一人で怨妖軍団と戦いたがる傾向がある。

イエローランサー・桂由紀
女子大生。教師になることが夢で、トリプルランサーをできればやめたいと思っている。

怨妖軍団(おんようぐんだん)…人間に捨てられた機械たちの無念を集めて怪人にし、人類滅亡を企てる悪の軍団

大首領・妖羅(だいしゅりょう・ようら)
怨妖軍団の首領。

右大魔人・壊(うだいまじん・かい)
妖羅の副官。単純だが怪力でトリプルランサーを苦しめる。

左大魔人・斬(さだいまじん・ざん)
妖羅の副官。狡猾な性格で様々な武器を使う。

■背景
人類と怨妖軍団との戦いは長きに渡り、トリプルランサーの3人も初代の3人は、アフリカ、北米、オーストラリアに現れた怨妖軍団を倒すために渡り、日本では二代目トリプルランサーが怨妖軍団本体と戦い、怨妖軍団を追い詰めつつあった。

■第一話「怨妖軍団の逆襲!恐怖の二大幹部!」
怪人を倒され続けた怨妖軍団は、怨妖軍団の首領、大怨皇・妖羅の副官である右大魔人・壊と左大魔人・斬を送り出した。圧倒的な戦闘力を誇る壊と斬に苦戦する3人。美香は、このままでは危ないと一時退却しようとするが、奈央はそれを拒み壊にむかっていこうとする。そのことで美香と奈央が口論し、二人を守るために由紀が怪我をし退却することに。だが、基地に戻っても美香と奈央は口論し、奈央は飛び出してしまう。
壊は、奈央が長い間探していた、肉親を殺した仇だった。復讐に燃える奈央は、一人で壊と斬に戦いを挑み、敗北し囚われの身となってしまう。そして、効果的な強化スーツの破壊法を知ろうとする壊と斬に拷問ともいえる実験を繰り返される。
奈央が戦いに固執した理由を知った美香と由紀は、奈央を探しに出る。
美香たちが奈央を探していることを知った斬は、奈央への責めを壊にまかせて美香のもとに向かう。
斬に襲い掛かられた美香だが、奈央を人質に取られていることを知り抵抗できずに痛めつけられる。そして、そこにやってきた由紀も同様に斬に痛めつけられる。
自分のせいで美香たちが窮地に陥っていることを知った奈央は、拘束から何とか逃れ、残っている力をすべて使って壊を倒し、美香たちのところに向かう。
ボロボロになりつつも奈央が合流し、心が一つになったことで完全変身した美香たちは、奈央を追ってきた壊を完全に倒すが、斬を逃がしてしまう。3人のチームワークはこれで完全になったと思った。だが、数日後、由紀がトリプルランサーをやめたいと言い出す。

■第二話「現れた大首領!レッドが壊される!?」
教師になるという夢を実現するために、トリプルランサーをやめて、大学に専念したいという由紀。奈央はそれを聞いて怒るが、美香は由紀がやめることを認めようという。
怨妖軍団のアジトでは、大首領・妖羅が自らトリプルランサーを倒すといい、斬に作戦を授けていた。
斬が出現したことを知り、出撃する美香と奈央。そして、美香は戦いの中で、突然現れた触手にまきつかれて、どこかに拉致されてしまう。斬から美香は怨妖軍団の大首領、妖羅のもとに連れて行かれたと知った奈央は、奈央を倒そうとする斬の攻撃のかいくぐって脱出することに成功する。
大首領・妖羅のもとに連れて行かれた美香は、懸命に戦っていたが、圧倒的な力の差に、いいようにいたぶられボロボロになっていた。
妖羅は、これまで刃向かってきた報いとして簡単には殺さない、もし、簡単に殺して欲しければ許しを請えと言う。だが、美香はそれを拒み、傷だらけになりながらも戦うことを選んでいた。
その頃、奈央は由紀の前に現れて一緒に戦って欲しいと頼み込む。由紀は、自分の夢よりも美香のほうが大切だと快諾する。
美香を探す由紀の前に斬が現れ、襲い掛かる。美香の居場所が知りたければ、一人で自分を倒せという斬の言葉を受けて、由紀は奈央に連絡を取らずに、ボロボロになりながら斬を倒し、美香の居場所を知る。
奈央と由紀が美香のもとに駆けつけたとき、美香は瀕死の重傷でうごけなくなっていた。怒りに燃えて戦う奈央と由紀だったが、妖羅の圧倒的パワーにかなわず倒れてしまう。
動けなくなった3人に触手を巻きつけて、勝利を確信し喜びながらゆっくりととどめを刺そうとする妖羅。3人は苦しみながらも、心を通じ合わせ、美香にすべての力を送りこみ、レッド一人に合体し戦いを挑み、勝利する。