平成21年2月のPET-CT及びCT検査で
再発が確認され、4月8日に名古屋医療センターに
入院をする。
R-CHOP 8コースにて完全寛解したが再発し
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の標準治療は
自己末梢血幹細胞移植兼用大量化学療法(自家移植)
を行うというのが一般的のようだ。
自家移植の治療関連の死亡率は5%
治療関連の2次発癌(白血病)は5%と説明を受け
自家移植の前に救援化学療法を行うこと
それは、病変のあるリンパ腫を消す事
化学療法の有効性を確かめる事で
3コース予定で2コース終わったところで病変のチェック(CT)
3コース後に自己末梢血幹細胞の採取をすることになる。
救援化学療法にはESHAP,CHASE,DOVIC,EPOCH等
があるが、今回はCHASEでやりますとの事。(R-CHASE)
これら全ての化学療法には骨髄抑制があり
R-CHOPより少しキツイかもと言われる。
R-CHOPを8コース(半年間)して左手の血管は
ほとんど出なくなってしまい採血する事も難しい状況
血管痛がやっと治まってきたのに~と思いながら
今回の抗癌剤はどうなるのだろうと心配していたら
中心静脈から入れるとの事、4月13日にIVH入れる。
かなり痛かった研修Drが4人見学しており
私も主治医(部長先生)2人とも緊張状態だった。
14日、リツキサンの点滴をして翌日(15日)から
エンドキサン、ベプシド、デキサートの点滴(4時間かけて)
16日と17日はキロサイド、ベプシド、デキサートの
点滴(5時間)フルメトロン点眼を一日5~6回行う。
また、尿量の測定も行うことになる。
R-CHASEはこの後、5/7~10と5/28~31の3回行った。
初回CHASE後、1週間で白血球400、血小板5.2となり
4月24日人生初の血小板輸血15単位行う。
6月7日には白血球200、血小板で輸血する。
3回のCHASEが終わり予定通り6月10日には
幹細胞採取を行った。朝9時30分から両腕に穿刺し
機械に血液が回り出し順調かと思いきや
Vプレッシャーが上昇してしまい1時間ほどうまく
採取できなく、10時30分位から正常に動き出し
4時間かけて午後3時に終了。予定の細胞数が
採取できたようで翌日はやらなくても良くなった。
4時間両腕に針を刺されて身動きできないのは
やはり辛かった。透析患者さんは片腕だけれども
4~5時間の時間は苦痛なのが良く分かった。
6月18日には次の大量化学療法及び自家移植に
向けて1週間の退院をする。4月8日から6月18日までの
入院は長かった。でも最大の試練が残されている。