何はともあれ、謹賀新年。天気も何もかもが、しっちゃかめっちゃかだった昨年、今年は、と淡い希望は有るものの、落ち着いて世の中を見れば、あーあ、かもしれない。仕方がないけど、年始位はにぎにぎしい飛行機で始めたい所。今年もよろしくお願いします
戸棚に埋もれていたレッドバロン、N104RB(F-104) 。この頃見かけないカルトデカール付きのハセガワ飛行機キット。申し添えれば、ハセのF-104は72も48も良いキットだと思う。
1977年にグリーネマイヤーさんが低高度速度記録を達成した機体だそうで、組説には、なんと飛行高度は25m以下、最低9mと有る。ちなみに,F-104の全長は17m程。尚、このキット発売の2007年当時、まだこの記録は破られていなかった、とのこと。尚、別項によれば18000lbsの体重を11000lbsにまで減量しての挑戦、エンジンと燃料と操縦装置とドンガラしか残ってないじゃないの、これ。
まったく覚えていないのだが、後は塗るだけの飛行状態にしてあった。まー、この機体ならそう来るのが自然か。多分、デカール貼れるかなー、どうかなーで、ウジウジした結果仕舞い忘れたようだ。塗ってやろうかな、の色気も有ったのかもしれない。今となっては,おー、カルトデカール、貼るっきゃない、となった。
意外に手こずったのが機体の色。組説ではクレオス3番、赤となっているが和田さんの箱絵のように朱色なんだよな。良い具合の色味を出すのに苦労した。当然、デカール貼りも手こずりまくりで、やっぱりこういうのは難しい。思うに、真冬の寒い時期はデカールがもろくなるから避けた方が良さそう。後。胴体前部左のAOAセンサーは削り取らないと、きっと綺麗に貼れないぞ。尚、もっと綺麗に仕上げたい方はがんばって塗るのをお勧めする。大変そうだけど。(完全に他人事。)
デカールのつじつまを合わせ切れなかった所は、残り物のデカールの切貼りでタッチアップ。ピトー管は薄肉ステンレスパイプ。この位の太さなら目立てヤスリで傷をつければ綺麗に折れる。機体の物語に合わせて、低めのスタンドにした。