ハセの限定版2機。Ki-44試作型かわせみ部隊とオージースピットMk8を手に入れた。どちらも基本デカール換えだがsyouki、我が家のIMEでは漢字が出てこない、には必要な部品が追加されている。
スピット、箱絵の機体に惹かれたのだがどうもスピンナーは緑色説が多いようだ。ただ、箱絵の青は色味からAN501だと思われるがP40に塗った例もあるから、もしかしたら青かったのかもしれない。更に当該機、古いエアロマスターでは迷彩が緑2色とされていてドキドキするがこれも普通の緑・グレーとする製品が多勢、ハセも普通の塗りを指定している。この辺が大戦機の色考証で微妙ところ。特にオーストラリアのは例外が多いようで難しい。例によってエルロンの長さを短くするためモールドを埋めろの指示が有るが、こういう所は筋彫り堂の光硬化パテが、タミヤと違って液状なので非常に使い易い。感心したのはやっとプロペラ先端の塗り分けの説明が追記されたこと。やっとなどと書くと感心などはしていない、今まで何で---,という気持ちがにじみ出るね。
ひさしぶりに途中まで組んでみたが、やはり良い模型です。ただ、この時期の製品になると主翼後縁が厚めになっているので別部品の翼端と揃うくらいまで内側を削ってやると格好よくなる。私は伝統の鉄の爪を愛用しているが、大き目の目立てやすりでも気持ちよく削れる。どちらにしても削れ過ぎる事も有るのは仕方がない。
かわせみ部隊の鍾馗は32が出た時にグラッと来たけれど、これだけ大きくても困るので見送ったもの。そんな訳で、48で発売されたのは存外の喜び、オーバーか。でも、自前でやろうとすると色々作らねばいけないので、やはり嬉しいね。
この手のキットらしくレジン部品は付いてるけれど排気管の後ろはこんな風に削れなどという軽い指示もある。どうも原寸図らしいがこれでかよ、とは思うよな。こういう時は思い切って慎重にルーターでやりました。もちろん鉛筆で大体のあたりは書いておきます。エンジン周りはあっさりしてるが、組み込むと見えません。尚、環状冷却器が無くてもほとんど見えません。
キット自体は古いものなので、かえって翼の後ろはシャープだったりしてほっとする。勿論エルロンの幅は直ってないので適宜直しましょう。光硬化パテが使い易い場所。と、枝葉末節はともかく、この塗りをどうするかが一番の悩み。さーて、どうしましょう。