ガネットはしばし置いておいて。
海峡に現れた見慣れぬ新型機、RAFが慌ててスピットファイア Mk.Vを作るきっかけとなったのが、これ。この頃はまだ制空迷彩志向だったのかモットリングが殆ど無い、模型としては塗るの楽な姿。尾翼と鼻の黄色が明るいのはハセ デカールに合わせたからで。ちょっと悔しい。
直ぐに外されたタイアカバーもまだ付いているが、こんな排気管の真後ろに可動部を付ける方が間違っていると思う。熱と汚れでヒンジやベアリングがあっという間に痛む。
戦闘機にサメだの虎だの蛇だののモチーフを書いて勢いを付ける例は多いが、これが一番洒落ていると思う。とは言え、有名過ぎて気付けばまだ一機も作っていなかった。タミヤのA3にも黒の13番が付いていたのだが、当時は、みんなと同じマーキングなんて----とわざわざ別売デカールを買い込んで作ったし。
ハセガワのFw190シリーズは、流石に後発キット、良く出来た作り易いキット。唯一気を付けたいのはタイヤの取り付け。脚柱との嵌めあいが緩いので左右同じになるよう注意が必要。後、脚カバーが2分割なのはひどく段差が出来るので納得できなかった。尚、メーカーも反省したようでA5以降以降は一体にしてある。この頃の付属デカールは、ハセガワらしく、薄くて、腰が無く、発色も良くない、扱い難いやつだ。たしか、マルセイユの109のキットも同じようなデカールが付いていてひどく手こずった記憶が有る。だから、機番以外はタミヤの残り物を使った。
当時の写真を見ると、宣伝用のせいか非常に綺麗な機体が多いのでそんな雰囲気にしてみた。ただ、末期の機体でも手入れが良いのか、結構艶が有るを見かける。一般論として、手入れの良い機体の方が飛行性能が良い(劣化が少ない)と言える。
あまりに有名で手垢にまみれた印象も有るが、やっぱりこのマーキングは恰好良いし、お洒落だ。