たとえば模型道楽

ハセガワ 1/48 Fw190A3

ガネットはしばし置いておいて。

海峡に現れた見慣れぬ新型機、RAFが慌ててスピットファイア Mk.Vを作るきっかけとなったのが、これ。この頃はまだ制空迷彩志向だったのかモットリングが殆ど無い、模型としては塗るの楽な姿。尾翼と鼻の黄色が明るいのはハセ デカールに合わせたからで。ちょっと悔しい。

直ぐに外されたタイアカバーもまだ付いているが、こんな排気管の真後ろに可動部を付ける方が間違っていると思う。熱と汚れでヒンジやベアリングがあっという間に痛む。

戦闘機にサメだの虎だの蛇だののモチーフを書いて勢いを付ける例は多いが、これが一番洒落ていると思う。とは言え、有名過ぎて気付けばまだ一機も作っていなかった。タミヤのA3にも黒の13番が付いていたのだが、当時は、みんなと同じマーキングなんて----とわざわざ別売デカールを買い込んで作ったし。

ハセガワのFw190シリーズは、流石に後発キット、良く出来た作り易いキット。唯一気を付けたいのはタイヤの取り付け。脚柱との嵌めあいが緩いので左右同じになるよう注意が必要。後、脚カバーが2分割なのはひどく段差が出来るので納得できなかった。尚、メーカーも反省したようでA5以降以降は一体にしてある。この頃の付属デカールは、ハセガワらしく、薄くて、腰が無く、発色も良くない、扱い難いやつだ。たしか、マルセイユの109のキットも同じようなデカールが付いていてひどく手こずった記憶が有る。だから、機番以外はタミヤの残り物を使った。

当時の写真を見ると、宣伝用のせいか非常に綺麗な機体が多いのでそんな雰囲気にしてみた。ただ、末期の機体でも手入れが良いのか、結構艶が有るを見かける。一般論として、手入れの良い機体の方が飛行性能が良い(劣化が少ない)と言える。

あまりに有名で手垢にまみれた印象も有るが、やっぱりこのマーキングは恰好良いし、お洒落だ。

コメント一覧

辻堂ジップ
Choro-Pooさん、ありがとうございます。
洒落てますよね、これ。いいなー、と思いつつ、ずーっと敬遠していて、やっと作りました。
ドイツ機は色々有り過ぎて、アッチがいいかな、コッチかな、になりがちですね。目移りも楽しみの内、楽しんで下さい。
Choro-Poo
こんにちは。
モットリングがないのもスッキリしていてイイですね。
両サイドの図案化された鷲?のシルエットが際立って見えます。
しばらく前から何かドイツ機を作りたいと思いながら、何にするか決められない今日この頃の私でした(笑)。
辻堂ジップ
黒猫2号さん、ありがとうございます。
このマーキング、塗るのに勇気要りますよね。私は年のせいか、融通優先、お気楽モデリングになったようで、あっ作って無かったか程度の敷居になりました。敷居が下がるのは悪くないですよ。
モットリングは部隊で塗ったとの事なので、同じ部隊の他の機体には塗って有ったりで、乗り手の好みで塗らない、はたまた写真を撮った次の週には塗られた、とか色々なストーリーが考えられます。要は適当でいいんでないの、なんて書くと物議をかもしますね。反省。
黒猫2号
こんにちは、辻堂ジップ様
Fw190A3、完成おめでとうございます(^^)

まだ、景気が良かった頃?のルフトバッフェらしい、手入れの行き届いているクリーンな感じがよく表現されていますね(^^)

カウリングから続く黒いアドラーは目立ち過ぎ(^^;
>有名過ぎて気付けばまだ一機も作っていなかった<
という事ですが、ワタシも72のタミヤにデカールには入っていても使う勇気が有りませんでした(笑)

ドイツ機迷彩の代名詞のようなモットリンクは、1942年頃はまだ導入されていなかったのですね。
恥ずかしながら、今まで全く知りませんでした(^^;
タイヤカバーの件も同じ、前述のタミヤでも付いておらずスピットなんかも無しですから、最初からないのかと思っていました(恥)

素敵な作品をありがとうございました。
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