アラン(現アーク)2号改自走砲。ついせんだってブロンコから発売されるとのまさかの予告が有り、この古いキットとPEセットを成仏さねばいかんなー、と。こんなマイナーな車両キットが更新されるとは、戦車ネタもそろそろ尽き掛けているに違いない。
マーダーと言うネーミングは対戦車自走砲の事らしく、以前作ったフランス製トラクターに75mm砲を載せたのはマーダー「1」だった。「2」でも38t戦車改の方が知名度が高いが、どうも母体になる戦車に恵まれているからではないかと思っている。なんせ、こっちの「2」の元ネタ車両は出来たときには不採用で数もひどく少ない。
東欧簡易キットらしい出来の捕獲ロシア対戦車砲はアランのそれをすっきり組み立てる根気と腕はないし、それこそ時間の無駄と思われるほど出来なのでタミヤのマーダー2 アフターパーツに交換。車体後部の金網構造はエヂュアルド製。破綻なく収まるのはエヂュアルドが偉いし見た目の効果も大きいが使ったのはここと後部フェンダー周りだけだった。その他小物は例によって流用、自作。やはり、大きな金網がアイキャッチになったと思う。しかし、この車両、どうやって乗り降りするのか首を傾げてしまう。
塗装は時期的にグレー、イエローともに有りなのでええい混ぜてしまえと38t改に有ったらしい過渡期応急迷彩にしたが、これを白黒写真で見たらイエローと茶(緑)の迷彩に見えるな。3台並べると短い期間なのに国籍マーク、番号の意匠、迷彩が変わっているのが興味深い。