3年ほど前、その気になって線路も買い込み、台を作った所で放り出していたナローゲージレイアウト。この秋、突如再燃、ばたばたと形が見えてきた。とは言え、見ても全然面白くない作業の連続。何の参考にもならないとは思うが、冷やかしでかかわると大変よと言う老婆心も込めてお披露目させていただく。僅か3年、されど3年で、有名線路メーカーだった篠原は既に廃業、機芸出版社は身売りと鉄道模型業界も衰退の一路をたどっている。寂しいね。
10月初旬、線路工夫魂再発熱。買い溜め、作りだめしていた諸々を引っ張り出し。あーだこうだを再開。
中旬、キリが無いので、まーこの辺でいーか、と工事開始。川の水面をゼロレベルにするので線路を2cmほど嵩上げ。線路を、敷いて様子を見る。
イメージしていた地形になるよう、発泡スチロールを芯にしてダイソーのくっつく粘土を塗り地面を作る。大昔はハードシェルと言って丸めた新聞などの上にギブスに使う石膏布などを貼っていた。それに比べると、軽いし比較的周りは汚れない。それでも掃除機は必需品。建物の敷地と道路は平らにしたいからシナベニヤを仕込んでやる。この時期は作っても見た目があまり変わらないので面白くもなんともない。
線路を塗ってバラスト撒き。これだけで玩具ぽさがガクッと減る。
給電とポイント、建物の照明電源など電気工事も済ませる。配線は裏側なので見えない。後でシーナリーパウダーを大量に撒く都合、平らにしておきたい所をマスキング。アクリル絵の具で下塗り。
やっと、何を作っているのかが見えてきた。ここまでは土木作業なので力任せでもなんとかなるがこの後は、たとえば踏切一つ作るにも結構気を遣う工程になる。建物は作りためて有るのでまだましだが、地面、木、草などたっぷり作る事になりそうだ。承知の上で始めたが。楽しくも有り、苦しくも有り、が正直な所。さて、何時になったら完成するのか、自分でも予想出来ないのが怖い所。