エアフィックスの赤箱、又か。
買うか買わぬか迷っている内に売り切れていたリンクス。まー、ぱっとしない色味だし、いいかと忘れていたのだが友人がごそっと見せびらかしに持ってきてくれた模型の山にまぎれていた。せっかくなのでよく見たら、こんな塗装が出来るのか、気が付かなかったなー、格好良いなーとブツブツ言っているのがあまりに未練がましかったのか、黙って置いて行ってくれたのが苦労の始まりだった。いや、嬉しかったのだが、結構大変だったもんで。
新金型では古手なのであちこち合わない、収まらないが有ったが力ずくで。力ずくでは出来なかったのが虎の尻尾の塗り分け。絵心は無いのでフリーハンドは避けた方が無難、地色が黄色なので３Mのテープ（黄色）は見辛いし凸リベットだらけなのでどうしても吹き漏れが出るはず。悩んだ果てに思い出したのがメタルック。大昔に買い込んだやつ、しわしわでそこら中割れている風、を引っ張り出しなんとかマスキングした。馴染みは良いし、ちゃんと切れるし剥がすのもさほど苦労はないが、もう一度はやりたくない。
場所を取られるローターは畳める仕様なので、ありがたく畳んだ。ただ、ローター根元の接着部が小さくて曖昧なので金属線で補強したうえで、なるべく歪まぬよう丁寧に組み立てたほうが良いだろう。
この塗りの場合インテイクの前にFODよけの金網が付くのだが、キットでは次善の策として透明部品を用意してくれている。厚いし金網のモールドもぬるいし、とても塗りでらしくするのは出来そうもなったので、次善の策、その２、で汎用のPEメッシュで作り直した。本物には角はないしクロムメッキだし、と言い出せばキリは無いのだが私のベストプラクティスはここまで。焼きなましをしても曲げるのが大変なのだよ。
宙返りが出来るヘリコプターなんですね。UH1と比べると確かに洗練された線。すらっとしているので小さく感じるが今風のヘリなので結構大きい。もっと丸く、短くても良さそうな機首だが、そうしちゃうとベル顔になりそうで、そうか嫌ったのかと、妄想するのも模型の楽しみ。
こういう、ショー塗装は同じ部類と並べるとよろしい。ここに、赤い機体が有ると良いなーと、つい、レッドアローズ ナットを頼んでしまった。困ったもんだ。
