フューリーを元に作られたFAAの機体。実機と同じくフューリー(パイロ)から改造した。
デカールの紹介を見ていたら、派手なフューリーが目に付き思わず買ってしまったら、ニムロッドだったという、お粗末からでた駒。確かシルエットは大変似ているが、少し落ち着いて見れば相当違うので、一瞬ひるんだのだがたまたま買ったマシュルーム本がフューリーとニムロッド両方を解説していたのが運のつき。
空母で使うので翼が延長されているし、胴体も海軍の趣味が反映されていたりで色々苦労したが形になるとこっちの方が格好良いね。潮風対策としてアルミ部分は明るいグレーに塗られているのも目先が変って面白い。
主翼は他のキットから切り出したプラグを使い上半角が付いている部分で伸ばした。継ぎ目を消すと自動的にリブのモールドも消えたのでICテープ(今時有るのかね?薄くて細い蒸着テープ)を貼り、それらしく。支柱はそのまま使える。胴体は資料を見ながらエアスクープ、排気管(プラパイプに真鍮帯板のブラケット)、オイルクーラー(タミヤソードフィシュMk2の不要部品より)、コックピット後ろのフェアリング、着艦フック(フックだけは出所不明の残り物から)などを追加。
フューリーと同じく、張り線はウイングナットで売っている伸びる糸を使ってみた。ゴム質で張りが無いので穴を大きめにしないと通すのが大変だ。ただ、パイロの組説に素直に沿って、なるべく一筆書きで張っていくには使い易かった。確かに伸びるのだが伸ばせば細くなりすぎるし、多分強度も落ちるはずだから、なるべく伸ばさないで使う方が良さそうだ。太めの穴への固定は不要になったモデルカステン可動キャタピラの固定ピンをクサビとして流用した。ランナーを伸ばしながらやる方もいらっしゃるようだが、こっちの方が楽できる。
前側の飛行張り線はダブルなのでやってみたがちょっと離れると見えないね。でも、他より太い印象は感じさせてくれるはず。しかし、派手なマーキングだが往時のアメリカ海軍機のそれに通じる物なのだろう。模型映えは最高だ。尚、約600馬力のエンジンで回すプロペラは布とドープで補強されているので木目は見えない。スピットやハリケーンの木製プロペラと同じ造りだ。