ハセA-3、2機目。こっちの方が先に手を付けたのだが、まだやる気満々、身の程知らずの頃だったので余計な事をしていて、ようやく完成。ハセガワのキットは良く出来ているのだがちょっとウンチクを傾けたくなるとオンギアでスラットを下げたくなる。(普通、ならない。)ついでにと翼まで切ってしまったのが泥沼の始まりだった。元気だったのだよ、あの頃は。
ちなみに、スラットは持ち上げれば収まるので、こんな姿が良く見られる。実は最初全部下げなければいけない、と思い込み全部切ってしまったが収拾付かなくなり焦った。何しろ、昔の製品、アフターパーツなんか無いのだ。元に戻すのも結構手間では有ったがこの姿ならなんとか再現できた。
畳んだ翼のもろもろはプラ板でチマチマやってある。かなり適当のはずだが、この程度でも「らしく」はなる。当然、今更手を入れようとは思わなかった。ここと言い、スラットの細工と言い、今見るとちょっとねー、なのだが作り直しもままならないし、出来たとしても今更面倒だしで、いつものように、まーいいか、となる。しかし、手間暇かけた割に恰好良くないね、折り畳んだ姿。場所は取らないが飛ばしてスタンドに載せた1機目の方がずーっと恰好良い模型だと思う。
胴体、翼、エンジンは別々に塗って合わせてから継ぎ目を消す方が楽に塗れる。残るは古いデカールVAQ-135)が貼れるかどうかだった。駄目なら貰ったエアロアマスターに、となるのだったが、細かな塗りが違う、貼れて良かった。
付属のデカールはハセガワ製ではなく上質だった。いかんせん、長く寝かせすぎだったせいか、硬くなっていて、予想通り6分割の胴体帯はかなり苦戦した。夏場だともう少し扱い易かったのかもしれない。右側の小さなインテイクに掛かって割れた所はタッチアップと黒デカール(シリアルナンバーを切り刻んだ)のトリムで修正した。なんやかんやで、乾くの待つ時間も込みだが、3日かかったぞ。でも、塗るより楽だったと思う。
これもEA-6Bに並ぶハセガワの名キットだと思う。仕舞い忘れている方、ぜひ引っ張り出して作る事をお勧めする。もっとも、今時、こんな飛行機知らない、と言う人の方が多いかもしれない。となると、再販は望めそうもないか、残念。