タミヤのP-38H。たまには新製品も作る。とは言え、色気に欠けるので手が出なかったF/Gはちょっと前から有るからそれ程の新製品ではないか。
21世紀模型はこうあるべきというキット。組説をよく読んで、丁寧に作れば必ず完成する。脚庫の箱組がスナップキットみたいで感動した。ツインブームと主翼は組む前に別々に塗った方が塗り易い。ついでに水平尾翼も別に塗って組み立てたが何も問題は無かった。
P-38の模型で一番面倒な重りも用意してくれていて至れり尽くせりなのだが、組み込むと重いし、手慣れたバランスと全く違うのでも持ち回りには気を使った。それでも、予想通り、脚庫からはみ出るロッドは折ってしまった。ただし、部品割がうまいので再生は苦労無く出来る。
オリーブドラブはタミヤのラッカーLP28、ニュートラルグレーは同じくLP14。クレオスよりは鮮やか目の配色になる。マスキングは型紙。裏に剥がせる両面テープを貼って切り出し、使った。デカールはちょっと固めで、特に尾翼の所は扱い難かった。デカールと言えば、バックミラーやオレオ用にも用意してくれたメッキデカールは平らな所には問題なく貼れて効果抜群だが、さすがに固くてオレオには貼れなかった。悔しいので、ハセガワのミラーフィニッシュを貼る羽目に。
排気の汚れはP-38らしさの一つ。タミヤのエナメルをしゃぶしゃぶに薄めて、くどくならないよう、少しずつ吹いた。
大変出来の良いパイロットが付いていたので、つい乗せてしまった。キャノピーは脇開、上閉、当時の写真を見ると,やはり地上では暑いようでタキシング中等はこの姿。こっちの都合だが、上のを開けると壊し易そうなのもある。後、大きめの箱は完成品を仕舞うのに丁度良い。なんせ重たいので、仕舞う時は車輪は浮かせておきたい。
大変良く出来た、作り易い飛行機模型だ。J/Lの発売を期待している方は多いのだろう。
追記:褒めておいてあまり見えないパイロットを載せた。後ろに伸びるベルトは紙。