こんにちは。
今日の近江八幡は、久しぶりの良い天気。
去年の今頃、長いコロナ休養から職場復帰して、
ようやく普段の生活を取り戻したのだった。
あれから1年…
途中に職場を変わったりしたが、お陰様で
後遺症がぶり返すこともなく、元気に
過ごす事が出来た。
休みの今日は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/60/fd1bc1ec033f796d0362550ac0fe97bf.jpg?1684131970)
再び岐阜県不破郡垂井町にある、
南宮大社へ御礼参りに行き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/39/f2235d2a6a7e28534e75fdf5a8bf8954.jpg?1684132257)
去年の札を納めて、新しいお守りを
購入した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/39/3afaac6536c0ce1e4828cbb22dc84030.jpg?1684132419)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/e0/06bac2aed3a1c4a4b3b1b56bd906d9de.jpg?1684132419)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/0c/1e138151d4a6302c2579c2b6d292af2f.jpg?1684132419)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/1f/0436059279e6da0410044dfa9e5e9e2f.jpg?1684132419)
(南宮大社で1日と15日と言えば「花手水」)
それでは…
ここから先は、積み残していた逢坂山の
記事を書く。
4月4日(火)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/75/f0155571f3bd9cb705018d4c7558c88b.jpg?1684133687)
昔も今も、逢坂山は交通の要衝であり
大谷駅まで乗って来た京阪京津線と
並走する国道1号線の他に、
東海道新幹線
東海道本線
名神高速道路
が、逢坂山を越えて行く。
京阪京津線は
大谷駅を出た後トンネルに入るが、国道は
そのまま山間を走る。
しばらく国道を歩いて、道が下りになった
辺りに見えてくるのが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/80/f695700532d7ed229961692f152519fa.jpg?1684134671)
「関蝉丸神社上社」
関蝉丸神社には上社と下社があり、こちらも
滋賀県神社庁のサイト並びにWikipediaによると、
創祠は弘仁13年(822)、上社は猿田彦命、下社は
豊玉姫命を祀ったのに始まるとのこと。
蝉丸は、後になって合祀されたようだが
ほぼ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/a6/deec159b1a776b04b840bd3636494c51.jpg?1684135818)
蝉丸がメインの鳥居
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/8c/3b410dac2dcc12755934cac8174353eb.jpg?1684135913)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/f6/999ae0ef787fb936287bb4dd05b36f18.jpg?1684135914)
「蝉丸」は非常に謎の多い方で、生い立ち等
諸説あり、ほぼ確定なのは逢坂関に住む
歌人で琵琶の名人ということぐらい。
ところで…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/a2/74d9c2d54148ac0abacf1daabb2a1962.jpg?1684136194)
私にとって子供の頃の百人一首の遊びは、
カルタ取りより、もっぱら「坊主めくり」
普通は、一人一枚札をめくっていき、
坊主が出れば手持ちの札を全て吐き出し
姫が出れば、その札を総取りできるという
単純なルールだと思っていたが…
調べると「蝉丸」がミステリアスなゆえに、
様々な「蝉丸ルール」が存在するらしいのだ。
まず驚いたのは、蝉丸がトランプでいう
「ジョーカー」のような役割を持ち、
蝉丸を引いたり最後まで持っていたら
負けという地域があるらしい。
また「蝉丸」は坊主ではないと、逆に
坊主として扱わないルールもあるとか…
この拙いブログを読んでくださった
皆様の地域では、どうでしょうか🤔
確かに子供心にも「蝉丸」に一種の
不気味さを感じて、蝉丸を引いたら
何か嫌な気分になったものだが…
はるか未来にこんなぞんざいな
扱いをされて、蝉丸もさぞ
迷惑な事だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c1/96f320b25cd23374094d8b7ec6061a92.jpg?1684138495)
名神高速道路の橋をくぐって、さらに
大津方面へ下り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0d/26cfd57bebfaacc817eec01d38aa12f7.jpg?1684138330)
「念仏寺」の為だけにある踏切を右に
見ると、国道1号線と161号線の
分岐点にさしかかる。
ここを161号線方面に少し歩くと、左手に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/c7/68e969222047c64bb9420c4fbcd5eef5.jpg?1684138862)
旧逢坂山トンネルの入り口が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/09/3a36c69fe69fdcceadde00807b577c27.jpg?1684139028)
日本人が主体的に設計施工を行った、初の
山岳隧道。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a4/257ba766a69be8673d7d6cdd08abb607.jpg?1684139028)
JR西日本が設置した説明看板があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4a/d31321e4069916fae384e9972ed920d6.jpg?1684139284)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/77/824e469cfc9c63d684ecee99df6a50cd.jpg?1684139284)
かつて東海道本線は今より南、現在の
名神高速道路をたどるルートを走っており、
深草辺りで北上して、稲荷からはほぼ
奈良線のルートで京都へ到達していた。
そのため、旧逢坂山トンネルの京都側は
名神高速道路のトンネル口として破壊され、
現在は道路公団の建てた石碑だけが
残されている。
トンネルの中では今も水が湧き出ており、
敷地の一部は大津市水道局が管理する。
さらに浜大津方面へ歩くと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/26/2ea624a262b19f1c7d9185072106c7fa.jpg?1684140205)
関蝉丸神社下社がある。
ここは専用の踏切を渡らないと行けない。
踏切を渡り、鳥居をくぐると右手に見えるのが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/69/017be859abd290ade1efeb95678927c0.jpg?1684144679)
「関の清水」跡。
歌枕として、多くの和歌や源氏物語にも登場。
代表的な歌が
逢坂の 関の清水に かげ見えて
いまや引くらむ 望月の駒
紀貫之
昔、東国から朝廷に貢物として献上される為、
逢坂関を曵かれていく小馬を詠んだとのこと。
今は枯れてしまっているが、復活の動きも
あるそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/4e/2899570448580a15a4e34b93cc643b52.jpg?1684146783)
滋賀県名物「飛び出し坊や」の
蝉丸バージョンがあった。
今の東海道本線(JR琵琶湖線)を越え
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/b1/93c60f44bdfc5dda2839e77ae191f530.jpg?1684146981)
長安寺に続くこちらの石段を上がると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/73/fe50558f9cf14f16cd2b6a1122e3137c.jpg?1684147059)
長安寺の宝塔がある。
「関の牛塔」とも呼ばれ、随筆家 白洲正子が
著書で紹介したこともあるそう。
詳しくは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a3/a3fb572984c9efa0eba54c05a73bc0bd.jpg?1684147696)
こちらを…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/7f/74dcaf66772f75e95fa77999e0a1c557.jpg?1684147839)
ゴールの上栄町駅。
鉄分補給が主な目的だったので、何の下調べも
せずに逢坂山を歩いたが、今回この記事を
書くにあたって色々調べたら、歴史的にも
重要な場所だったのだなと…
もう少し学習してから、再度行ってみようと
思う。
長々とお付き合いありがとうございました。