20cmドブソニアン望遠鏡で土星食と月面Xを観察・撮影しました。
12月8日夜、晴れで風あり。真冬の寒さになりました。風があって体感温度は氷点下の感じです。
冬のコートを着て風よけにカッパズボンを履いて、足の裏にカイロを貼って防寒しました。
夕食を早めに済ませ、庭へドブソニアン望遠鏡を準備しました。今回も水準器を使って架台の水平出ししました。
土星食を観察・撮影するのは初めてです。
18時10分頃に望遠鏡のファインダーを覗きました。月のすぐ上に土星がいました。肉眼では月の明るさで土星は判りませんでした。
×48倍で土星食前の土星を観察しますと、衛星タイタン(光度8.3等)も観えました。本日(12/8)は衛星レア(9.7等)、ディオネ(10.4等)も写真に写る予定です。
18時19分過ぎから土星食が始まります。本日は直接焦点撮影で撮影します。
開始前から露出時間を適宜変更して連写撮影を繰り返しました。
撮影した写真をカメラモニターでチェックしたり、ビューモニターでチェックして予報時刻と比較しながら土星食の進行状況を把握しました。
潜入中は部屋で休憩し、出現時刻前から撮影を再開しました。
そして、約50分強の天体ショーは無事終了しました。
土星の潜入から出現まで全部観察・撮影できました。
天文情報で本日は「月面X」も土星食の時に観察できるかもしれないとありました。
撮影終了後に×48倍で月面を観察しました。「月面V」が観えました。眼をずらしてチェックしますと、「月面X」が観えました。
久しぶりに「月面X」を観察しました。
本日は土星食、衛星と月面Xが一緒に観察・撮影できて内容が濃かったです。
撮影した写真9コマを添付します。
①土星食前の土星と3衛星
2024年12月8日18時11分29秒~31秒 露出1/8秒×5コマ 20cmドブソニアン望遠鏡 F6
トリミング ISO800 自宅 気温7℃
②潜入開始前
2024年12月8日18時18分55秒~57秒 露出1/100秒×6コマ ※他データは①と同じ
③潜入開始直後
2024年12月8日18時19分49秒~52秒 露出1/100秒×6コマ ※他データは①と同じ
④潜入中間
2024年12月8日18時20分32秒 露出1/50秒×5コマ ※他データは①と同じ
⑤出現開始直後
2024年12月8日18時51分20秒 露出1/25秒×6コマ ※他データは①と同じ
⑥出現中間
2024年12月8日18時52分31秒~33秒 露出1/25秒×6コマ ※他データは①と同じ
⑦出現後
2024年12月8日18時54分53秒~54秒 露出1/125秒×6コマ ※他データは①と同じ
⑧出現後と3衛星
2024年12月8日18時57分15秒~16秒 露出1/8秒×6コマ ※他データは①と同じ
⑨月面Xと土星のコラボ
2024年12月8日18時59分24秒~27秒 露出1/250秒×6コマ ※他データは①と同じ