新星空の友

反射望遠鏡によるシリウス伴星が回折像と重ならない撮影タイミングを確認しました

 スカイウォッチャー製ドブソニアン望遠鏡によるシリウス伴星が回折像(十文字)と重ならない撮影タイミングを確認しました。
 1月26日晴れのち曇り。私の使用しているスカイウォッチャー製20cmGOTO8電動式ドブソニアン望遠鏡はシリウス南中頃に観察・撮影しますと、シリウス伴星と反射望遠鏡の斜鏡金具(スパイダー)の回折像が重なります。
 重なりを避けるため、観察・撮影経験からシリウス南中の前後70分頃の観察・撮影が良いことを見つけました。
 しかし、タイミング良く南中前後70分とはいきません。実際に先日(1/22)の時も撮影準備の遅れもあり、南中の45分前から撮影開始になりました。
 ドブソニアン望遠鏡と動画カメラで撮影した動画を撮影時間帯毎にソフト現像処理して写真にしました。シリウス伴星と回折像が重ならない写真と重なる手前の写真が出来上がりました。
 次にシリウス南中時刻と撮影時刻を調べて南中時刻との時間差を出しました。
 その結果、シリウス南中の45分前は回折像と重ならず、42分前は重なる手前ということが判りました。(1/22の自宅でのシリウス南中時刻は22時31分です)

 結論として、スカイウォッチャー製GOTOドブソニアン望遠鏡の場合は、シリウス南中前後45分~70分(撮影時間として前後25分間)が観察・撮影の最適タイミングになります。後はその時のシーイング次第です。

 シリウス伴星の撮影タイミング確認に使用した写真2コマを添付します。

①回折像と重ならないシリウス伴星

2022年1月22日21時46分~48分
露出26.6ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温1℃
※キャプチャエリア544×548

②回折像と重なる手前のシリウス伴星

2022年1月22日21時49分~50分
露出20.2ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅
※キャプチャエリア544×548

 



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