約1年掛けて撮影したシリウス伴星公転移動確認の写真を載せました。
1月28日晴れ。昨年3月と今年1月に動画カメラの同じキャプチャエリアで撮影したシリウス伴星の写真がありましたので、シリウス伴星の公転移動確認することにしました。
この何年かは楕円軌道で主星の周りを公転するシリウス伴星の角距離が最大の頃です。公転速度は最小の頃です。(1/28夜、文章訂正しました)
ですから、伴星は主星の光芒の影響が少なく写り易くなります。公転速度は最小でも約1年間のシリウス伴星の公転移動確認の写真から移動(伴星の点像のずれ)が判ると思います。(1/28夜、文章変更)
シリウス伴星の公転周期は50.1年です。単純計算で1年に角度で約7.2度、軌道シミュレーションの最小角度で約2度移動します。(1/28夜、文章変更)
そこで、昨年3月と今年1月に撮影した写真を上が北になるよう角度補正してモザイク合成しました。
出来上がったモザイク合成写真をチェックしました。
昨年3月と今年1月のシリウス伴星(点像)の位置は位置角から見て軌道シミュレーションと一致しました。
その結果、約1年間隔の写真からシリウス伴星の公転移動確認ができました。
正確に公転移動確認するには、異なる年で同じ月日の同一時刻に撮影してモザイク合成写真を制作してチェックすると良いと思います。これは今年3/19か来年に挑戦しようと思います。
シリウス伴星の公転移動確認した写真を添付します。(拡大しますとよく判ります)
シリウス伴星の公転移動確認
2021年3月19日20時59分~21時00分
露出30.9ms×250/500フレーム×4コマ
2022年1月22日21時46分~48分
露出26.6ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 モザイク合成 トリミング自宅
※キャプチャエリア544×548