ここ数年慢性的な腰の痛みが続いていた。
それまでは定期的に痛みが出ては引くというのが繰り返している感じだったけど、2年前の東京マラソンのときを境にして慢性的に痛みが続くようになった。
今年の夏の北アルプス遠征を前にして、痛み止めの注射を打ってもらおうと思って初めて病院を受診した。
MRIを撮って診断結果はヘルニア。やっぱりか・・・
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結局、注射は打ってくれずに痛み止めの飲み薬を渡された。あと、リハビリに通うか尋ねられたけど、きっぱり断った。
体ならそこら辺のオッサンの倍以上に動かしてるわい!
その後、痛みは徐々に右足の神経痛と右足先の痺れへと移っていき、ランニングはおろか5分ほど歩くのも困難な状態に。
そんなときネットで見つけたのが『ヘルニコア』
昨年承認されたばかりの治療法で、手術で切らずに注射で治すらしい。
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調べると宮崎県内でこれができる病院は数か所のみ。その中の一つをすぐに訪ねた。
ヘルニコアについて聞くと、この治療で治る人は7割~8割程度、治療費8万くらい、入院は2泊3日。
「治る人と治らない人がいることを理解してもらえるならやりますよ」と。
「お願いします!」と即決した。
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ちなみに、最初に受診した病院に紹介状を貰いに行ったとき、別の病院でヘルニコアをすると言うと、そこの医者はヘルニコアを知らなかった。
素人でもネットで見つけられるというのに。病院は選ばないといけませんねえー
12月1日(日)、生まれて初めての入院。少し楽しみだったりもする
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この日は簡単な問診的なものがあっただけで、特にすることはなく、終日、ベッドの上でテレビ見たりしてゴロゴロ過ごす。
昼食も夕食も病院食らしく、そっけないメニューと味付けで量もぜんぜん足りない。
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12月2日(月)
5時に目が覚めた。腹が減り過ぎて朝食が待ち遠しい。が、7時になっても8時になっても朝食が来ない。
8時半、看護師さんが「点滴始めまーす」と言ってやって来た。朝食は?と尋ねると朝食抜きだという。そんなの聞いてねえし(涙)
ていうか点滴するの?! しかも手術着にも着替えさせられた。単に腰に注射するだけじゃないのね。なんか思っていたのと違う。。。
10時半に手術室に入りますからねと告げられて、2本目の点滴。
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10時半、部屋にストレッチャーがやって来た。もちろん乗るのは初めて。
手術室に運ばれて行くときの映像、手術室内の様子はまさにテレビドラマで観たのと一緒。うゎっ、ドキドキしてきた!!
腰付近の局部麻酔の注射がメチャクチャ痛い!
ヘルニコアの注射はレントゲンを見ながら針先の位置とか深さを微調整して薬剤注入。ほとんど感覚がなくて30分くらいで終わった。
先生から良い所に入りましたよとの説明があった。
額と手に汗が滲んでいたのを見た看護師さんが「暑かったですか?」
自分「いや、冷や汗です(^^;」
手術中も優しく言葉を掛けてくれた看護師さんにとても助けられた。
またストレッチャーに乗せられて部屋に戻ると、翌朝まではベッドから降りてはいけないとの指示。
小便のときは尿瓶を使って、大便のときは看護師さんがトイレまで車椅子で連れて行くという。
大はなかったけど初めての尿瓶を体験した。看護師さんに尿瓶を処理してもらうときの何とも言えない恥ずかしさ。しかも、1回は尿瓶に用を足しているところを見られてしまったし。
夜は家内にパンを持ってきてもらって、夕食+パンで空腹はしのげた。
とりあえず、ヘルニコアは無事に終わった。どうか効果がありますように!
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今の状態では山なんかとても無理です。
僕も今後また再発したらヘルニコア試してみたいです。