昼間はまだまだ暑いものの朝晩は秋めいてきた。
真夏のクライミングは岩が焼けていてとてもじゃないが登れたものではないけど、そろそろいい季節になってきた。
10月2日(土)
Kさん、AZMさんと3人で尾平スラブ(大分県豊後大野市)で目慣らし、足慣らしのトレーニング。
尾平スラブは駐車場から10分弱で行けるので、最近、重くて外に持ち出していない一眼レフを持って行った。するといきなり痛い目に遭うハプニング。
カメラの入ったカメラケースを地面に置くと斜面を転げ落ちてしまった。
2~3メートル下で一旦止まりかけたところでもう一転び。そこからは昔話に出てくるおむすびみたいに、追いかける僕らから逃げるようにスピードを上げて転がり見えなくなってしまった。
AZMさんがなんとか見つけて回収してくれた。「ふっ、良かった」
ところがカメラケースを開けてみると・・・無残過ぎる姿(涙)
今さらどうしようもないので、気を取り直してクライミングに集中。
天気にも恵まれて快適♪ 快適♪
トップロープではスメアリングがどこまで効かせられるかなんて確認したりして代わるがわる楽しんだ。まあトップロープでできたからといってリードで同じことができるかというとそれはまた別だったりするんだけどね~ チキンハートだから
昼食をはさんで、5ルートくらいを味見。登れるルートは少しだったけど、秋晴れの空の下、満足な一日を過ごせた。
寒くなる前にまた来たい。
10月16日(土)
比叡山(延岡市北方町)でマルチピッチクライミング。メンバーはSさん、Kさん、AZMさん、僕の4人。
この季節、クライマーの考えることはみんな一緒のようで、駐車場には福岡ナンバー、熊本ナンバー、鹿児島ナンバーと大勢のクライマーが集まっていた。以前、ここのルート開拓者の方が「宮崎には良い岩場があるのに登るヤツがおらん!県外の人ばかりや」と嘆いていたとおり宮崎組は我々だけ。
それぞれのパーティーが思い思いのルートに散っていった後、我々はしんがりでⅠ峰南面へ。
2組に分かれて、僕はAZMさんとロープを結んで登攀開始。
Sさん&Kさんペアとは隣り合ったルート。互いの雄姿を見ながら、言葉を交わしながら楽しいクライミング。
上から、下からクライマーの掛け声が響き渡っている。さすがベストシーズン!こんなに賑やかな日もあるんだね。ちなみに我々はトランシーバーで静かに交信。
AZMさんはマルチにずっと行きたいと思いながら、なかなかその機会に恵まれなかったらしく久々のマルチをとても楽しんでいた。そんなに喜んでくれたらペアを組んでいるこっちもうれしいじゃないの。
この日は雲一つない快晴でクライマーがとても映える。
先々週、尾平スラブでヒリヒリするようなスラブを経験していたお陰で、だいぶん余裕を持って立つことができた。それでも支点の間隔が当たり前に10メートル以上あるのは登る人はもちろんビレーヤーにも精神的に良くないな。
正午近くの時間帯になってくると、秋とはいえさすがに暑くなってきた。そろそろクライミングシューズに潰されたつま先も痛くなってきた。
途中、終了点を1個飛ばしてロープが足りなくなるハプニングもあったけど、つるべで無事にトップアウト。
下山後、岩の祠にお礼参り。横から湧き出ている水が「あー美味い!!」
「今日も(は)一日怪我なく、何も壊れることなく遊ばせてもらってありがとうございました(二礼二拍手一拝)」
これを機にミラーレスを買おうかと思って調べたら一眼レフってどれもいい値段するんですね!
しばらくはコンデジで我慢です😫
尾平トレのお陰でだいぶん感覚が分かったような気がします。