Subang Jaya より

「人生は冒険だ」の言葉に痛く共感し飛び出した日本。その後はどうなったか?

コーヒーは甘いのが基本

2015年12月11日 | 驚愕の異文化

これは、平日に昼食をとる経済飯屋の壁に掛けられた、飲み物の価格表。 たぶん NESCAFE からの提供でしょう。 全部できるとは限りません。
半年ほど経ちましたがまだ値段が書かれていません。

NESCAFE は知ってる、でも NESCAFE O って?
KOPI も知っている、でもただの KOPI と KOPI O 、KOPI C などと言うのがある。


華僑3世代目のLさんに聞いてみました。

私  「Lさん、KOPI にもただの KOPI と KOPI O と KOPI C の3種類あるけど何が違うん?」

L 「 O はブラックコーヒーです、C はミルクの甘いやつが入ってます、何も付いていないのはミルクと砂糖が入ってます」

私  「ミルクの甘いやつって練乳だろ?」

L  「あ、そうです。 O (オー)は中国語で黒を意味する語の頭文字です、だからブラックコーヒー、ゼロではありません。 C はミルクの頭文字です。華僑が持ち込んだ呼び名です。」

と言いつつも、漢字でどう書くの?と聞いても曖昧な返事、黒のことを烏(カラスの意味)で「オウ」とも言うらしく、ブラックはなんとなく納得。
ミルクは 糸糸「スウ」というが意味はワイヤー?となり、意味がつながらない。
これらの呼び方は、福建省、広東省、海南省あたりからの華僑が持ち込み、マレーシアの共通語になったらしいです。
今では中華系だけではなくマレー系、インド系もこのように呼んでいるようです。

ネットで調べていてもう一つ落とし穴が!!
Lさんの言うブラックコーヒーは色が黒いだけで砂糖が入っているらしい。
マレーシアの飲み物は甘いことが基本のようです。

整理すると (誤っているかも)
KOPI (コピ)  : 砂糖、練乳入りコーヒーの過飽和溶液(アイスだとコーヒー牛乳のよう)
KOPI O (コピ オー) : 砂糖入りコーヒー
KOPI C (コピ シー) : 練乳入りコーヒー
日本でいうブラックコーヒーの場合、KOPI O KOSONG (コピ オー コソン)と言わなければなりません。
コソンはゼロの意味です。
アイスの場合は「アイス」、ホットの場合は「パナス(熱い)」と付け加えます。
ミルクも砂糖も付いてきませんから、甘さはお好みで調整なんてできません。
NESCAFE はインスタント、KOPI はハイソックスのようなネルの袋にコーヒーを入れて濾してます。



トルコでもそうでしたが、こちらでもネスカフェは立派な喫茶店のアイテムです。
出前一丁だって、立派なレストランのメニューになっているところがあります。





このお店でのお気に入りが、この 伊面「イーミー」です。
アツアツの汁を乾麺にぶっかけたものです。
面屋台は混んでいる時に注文すると時間がかかるので、入店時コックのお兄さんがスマホをいじってヒマそうな時がねらい目です。
6リンギ。

後日追記
Cは「鮮」だったようです。

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