うつだった人間が書く岩波先生のことと克服までの道のり

うつ病を根本解決できた佐藤のブログ。鬱病克服経験談、精神医療や抗うつ薬治療への提言、岩波英知先生の革命的手法の口コミなど

【決断力低下】鬱病克服ブログ (抗うつ剤)素晴らしく、そして恐ろしい製薬会社(抗うつ薬)

2013-08-06 | 岩波先生の克服技術について
素晴らしく、そして恐ろしい製薬会社についての話しです。

 いままで製薬会社や、薬開発者の素晴らしい活躍によって、多くの不幸が幸せに変わってきました。
でも抗うつ薬や向精神薬に関しては、まだまだ発展途上です(前よりも進歩していますが)

 すばらしい成果を上げている反面、実は利益を追求するれっきとした営利企業であるのが民間製薬会社です。
あともうかる、もうかりそうな薬しか開発しません
もうからない新薬は国やその支援の元やらなくてはいけないのが現状です。

 そういう意味では薬をたくさん売って飲ませれば飲ませるほど儲かるという、毒にも薬にもなってしまう恐ろしい存在でもあります。
株をやっている身として、自社の製品をたくさん売ることはとてもいいことだし、決して悪いことじゃないですね。

 でも、抗うつ剤の場合はどうか、という問題があります。
鬱病は薬で治るという宣伝をしていますが、その矛先は結局鬱病患者です。
製薬会社が悪いというつもりではなく、鬱病患者自身が、その社会状況をよく知った上で抗うつ剤を服用していくことが大事だと言うことです。

 もちろん精神科や心療内科の先生の中にも本当に素晴らしい医者がいて、人格者がいます。
親身になってくれて、事務的に処理せず、ちゃんと相談の時間をとってくれ……製薬会社の薬を開発する人も純粋に病気根絶に取り組んでいるに違いありません。

 本当にその医者が薬にぎりぎり頼らずに治療して、なおかつ効果を上げてくれれば最高なんですが……
それも無理な話なのかなぁ~これから変わっていって、鬱病患者の負担が少しでも軽くなれば嬉しいですね。



【理解力低下】うつ病克服ブログ 向精神薬〔抗うつ剤・精神安定剤〕でうつ病の根本的解決はできますか?

2013-05-05 | 岩波先生の克服技術について
 僕は最終的に抗うつ薬治療に対して「消極的否定派」というスタンスです。
治療する過程での服用は賛成、っていうか否定しません。
でも抗うつ薬の恐ろしさも体験していて、副作用や離脱症状の辛さは嫌というほど思い知っています。
楽になる経験もしています。
それをすべてひっくるめてのスタンスがそれです。

 精神科、心療内科の診療実態の他に、抗うつ薬や向精神薬そのものの怖さを心身で思い知っているからです。
でも、やばいやばいと知っていながら、どうしても抗うつ薬飲んで頼ってしまいますよね。
薬を飲まなくては、毎日の抑うつ状態がどうしようもないということもよーく知っています。
ある意味しょうがないことです。
死にたい気持が強い場合なんか緊急避難で必要だと思います。
抗うつ薬の自殺衝動の副作用にはくれぐれもご本人家族とも気をつけてください

 ただし、鬱病は薬によって治るという今の風潮が特に恐ろしや。
鬱病は心の風邪では決してありません!

 鬱病は薬による治療が一番効果的で、副作用も最近は少なくなっているとか、そういう空気が流れています。
病院に行って医者にかかれば鬱病は治るもの(幻想)というやつです。
間違ってはいませんが、あたってもいません。

 鬱病になったらまず(抗うつ剤をすぐ処方する)医者に相談をしましょうというのも安易すぎると思います(相談だけ済む場合ならやったほうがいいです)。
少なくともセカンドオピニオンを絶対持っておきましょう。これは大事です。
特にメンタルヘルスの場合、医者によって診断名がコロコロと変わります。
適応障害だとか自律神経失調症とか鬱病だとか不安神経症とか適応障害とか更年期障害とか躁うつ病だとか。

 そんなキャンペーンに何も考えず(医者が治してくれると思って通うんだから疑いようがない)乗ってしまって、気がついたら抗うつ薬の副作用で社会で使い物にならない精神状態・身体状態になっているなんて話はざらにあります。
安易な考えで薬に頼るのだけはよしたほうがいいです。
アメリカやヨーロッパでも問題になっていて、今ではNHKでも鬱病治療の弊害を放映するようになってきました。

 有名な抗うつ薬SSRIのパキシルは劇薬指定されています。
っていうか、多くの抗うつ薬をはじめ、向精神薬は劇薬指定されています。
それを「比較的」安全な薬を銘打っているわけです。

 以前に比べたらたしかに進歩していますが、まだまだ完成形ではありません。
その過渡期を現在の鬱病の人は頼らざるを得ないのです。

 薬に頼るな!じゃなく、俺様が薬を使いこなしてやるという気持ちでないといけないと思います(そんな気力は鬱病本番中にはありませんが…)。
鬱病から正常に回復するには、もっと根本から鬱病は対策をとらなくてはいけないし、そうできるものです。
僕の薬に頼らない克服過程はブログでけっこう触れています。

 脳内の神経伝達ホルモンが崩れ、鬱病になるというのも、もともとは過度のストレス、ものごとを受け取る側の認知の歪み、過度の頑張り、完全主義、「こうあらねば」という視野の狭さなどが強く影響しています。
抗うつ薬は、そこまで解決してくれません。
あくまで一時しのぎですが、一時しのぎはその名の通り、一時的にしかしのげません。

 薬にもいいところはあります。
副作用は抜きにして、最悪の精神状態を少しは和らげることができる。
これで多くの自殺せざるをえない命がどれだけ救われたでしょうか(逆に自殺衝動が高まる副作用もあるので注意してください!)。
また支えなければいけない家族のため抗うつ薬の助けを借りて、歯を食いしばって働いている人の役にも立っています

 でも、それだけで終わったら、根本的解決はできません。
堤防崩壊を食い止めている内に、根本的な大水の対処をしなくちゃダメです。

 鬱病克服した経緯から、僕はそう感じています。
鬱病は紛らわして生きるのではなく、根本的に対策をとっていけばこそ、かならず治るものなんです! 
僕の鬱病が治った心理と脳内のプログラムとか、他にもたくさん治療法・精神療法があると思います。
たくさんの選択肢があるので、本物の治療法に出会えると、また相性のいい方法を見つけることができると、鬱病治療も効果が上がります。
(抗うつ薬を飲んでしまったら、罪悪感を持たないでください。もったいないですから。コントロールしてやる気持ちでいてください)

 あと勝手な断薬、減薬はくれぐれもしないで下さい。
そして、抗うつ薬を飲んだがゆえに、攻撃性が増した、自殺衝動が高まったというなら、すぐ信頼できるお医者さん(セカンドオピニオンが望ましい)に相談してください! 

 減薬をやりたい人は、焦ってやる必要はありません
依存してきた人は、離脱症状がやばいことになるなど、それなりの覚悟が必要になりますが、減薬支援してくれるお医者さんを見つけてやっていきましょう。




【注意力散漫】うつ病克服ブログ 鬱病は適切な治療をすれば治ると精神科医は言う。その実態は?

2010-05-12 | 岩波先生の克服技術について
 精神科医は、うつ病は休養と適切な治療(つまり抗うつ剤のコントロール)をすれば治ると言います。
休養は、ずたぼろにストレスにさらされた心と脳の休息という意味じゃ重要です。
緊張を張りつめ続けてばかりじゃ、ガタが来るのは当然ですね。

 頑張りすぎた心身に休息を与えましょう。
うつ病になる人は頑張りすぎたんです。
自然回復して、社会復帰している人もいます(その場合、鬱病になる性格、思考を変えた方がいいです。同じ繰り返しになってしまいかねません

 でも精神科医の言う適切な治療って何
そもそも鬱病患者に適切な治療が出来た例ってどれくらいあるの?
抗うつ剤はコントロールすれば怖くないと言うけれど、実際コントロールできた人はどれだけいるの
という疑問が湧いてきます。
他にも鬱病患者が来なくなる=治ったと判断されている(そういうことにされている)という噂もあります。
追跡調査をして、鬱病患者がその後どうなっているのかまでなかなかできないですからね。

 皮膚科でもステロイドをうまくコントロールすれば大丈夫と言うけれど、その副作用で苦しんでいる人の方が多いし、そういう机上の空論を安易に振りかざすのはどうかなと思っています。

 でも精神科医を批判したいわけじゃなくて、やっぱり鬱病患者を安心させたくていっているところもあるから、まあもう言うつもりはありません。
問題は、Q&Aサイトで、「鬱病はどうすれば治りますか?」という質問に、回答者が「精神科に行って適切な治療を受ければ治る」と書いています
当たり障りのない答えだけど、その人が適切な治療経験者で鬱病克服体験者ならともかく、何が何でも精神科に行けばいいと言う風潮を垂れ流すのはどうかと思う
専門家に任せればいいというのは確かにそうですが、その精神科では抗うつ剤がもれなくついてくるということを知っておくべきです。

 本当に抗うつ剤治療だけが鬱病の適切な治療かどうかという問題もあるけれど、そんな風潮が蔓延している状況の方が問題かな。
いろいろと知った上で、精神科に行き、抗うつ剤治療を受け入れるのなら僕はそれもありだと思います。盲目に適切な治療を求めてしまうと、僕みたいに鬱病解決の道筋が遠回りになる可能性もあります。