鬱病って大人をやりすぎて、感動とか情感とか無邪気さとか天真爛漫さといった子供心を久しく味わっていないからなると僕は経験から強く思っています。
大人をやり過ぎるってことは真面目に、遊ばず、耐えるだけ、それをしてしまうことです。
どれも美徳ですが、脳には毒です。
ストレスに弱く問題があればすべて一人で抱え込み完全主義をやろうとしてしまう。
いくら頑張りやといえども、そうそう脳みそが持たないでしょう。
心で頑張ろうと思っても、先に脳が鬱になったらもうどうしようもなくなります。
もっと遊べ、楽しめ、気を楽にやれ、完全じゃなくてもいい、いうアドバイスは、しかしまったく有効ではありません。
それができないし、頭でわかってもどうやればいいかと言ったら、それらのことをできる感覚すら遠のいているわけです。
だからできないし、そんな気休めのアドバイスはしてほしくないですよね、鬱病患者側としては。
遊んで楽しめない自分に落ち込む可能性が高いですから。
結局僕の鬱病克服の経緯から、トランス状態を深くし、大人の脳を取っ払った純粋な無の世界を体験することで、子供心を取り戻すことしかないでしょう。
久しく忘れていたり、抑圧していた子供心に浸れます。
理性を使わない純粋でとっても心地よいトランス状態を味わうことで、はじめて僕達に必要な脳みそがどんな感覚のものなのかはっきり悟ることができます。
僕もその心地良いトランス状態を味わうことで、忘れていたものを取り戻し、本能が原点から再生されたような感覚になりました。
当時岩波英和先生の心理脳内プログラムを受けていた時は、なぜ楽になっていたのか100%理由がわからなかったです。
奥が深いというか、ただただ人間の無意識のなせる業に圧倒されてましたから。
けれど、鬱病から回復してかなり経つけれど、子供心をいつでも脳に味合わせられるようになったから、というのが大きな克服理由だと思います。
本当に痛感します。
無邪気な人はまず落ち込んだりしないし、ストレスを抱えたりもしないし、悩みがあってもすぐ外せてしまうけれど、大人はそれとは逆にすべてを悪化させてしまいます。
子供心を味わうには、抗うつ薬ではまず不可能です。
あれは、逆に子供の脳みそが鬱病の人に眠っていたとしても、逆に閉ざしてしまうおそれがあるからです。
あまりに抗うつ薬は強烈すぎるんです。
効果がある反面、効果がなくてもいいところまで悪影響の方(副作用)を与えてしまいますから。
ピンポイント、ピンポイントで効果を与えることが難しいんですね。