TABOの囲炉裏部屋

さあ~ゆっくり、上がってたんせ。ぼ~とした何もない日もいいでしょう。

ムラサキの茎で染めてみました

2012-11-21 12:44:41 | 草木染め

先日、ムラサキの茎をいただいてきました。その日の夜に作業開始です。

まずは茎を細かく切り、鍋に入れてグツグツと30分煮出しました。なんかここがまちがったみたいです。後で沢口ハルさんの茎の染めについて伺ったら煮立てないで染液を作とのこと。ハッハッハッ。

 

まあ。今回は煮立てて染液を作る方法を紹介します。

布はやはり20~30分位ぬるま湯につけます。

次に染液を絹で60℃、木綿で90℃くらいにします。

 

①いよいよ布を入れます。30分位よく「繰り」ます。←これが大変です。まあ、ときどきサボりますけど。ハッハッハッ

②さっと水洗いして、次に媒染液につけます。今回は酢酸を使いました。20~30分くらいです。これもよく繰ります。ときどきサボりです。

この①、②の作業を今回は6回繰り返しました。

すてきな色に染まりました。沢口ハルさんの色とは全然違いますけど、今度は煮立てないで染液を作り、灰汁を媒染液に使いハルさんのように頑張ります。

写真は暗いですけどとても良い色に染まりました。

そして紫根染めの神様のハルさんの手を紹介します。

素敵です。

 


サルビアの花でストールをそめました。

2012-11-14 13:01:56 | 草木染め

こんにちわ。すっかり秋も深まり、今週末は雪とのこと。初雪はとてもすきですけど。長~い冬は嫌だよね。今、冬の草木ぞめの材料を確保している最中です。

サルビアの花をたくさんいただいたので、ストールを染めてみました。

まず、花びらの部分だけ集めます。ちょっと面倒です。

いつものようにヒタヒタになるくらいの水で30分位煮出します。

その染液を越します。液に浸し、よく繰ります20分くらいです。

媒染液は酢酸(食酢)を使いました。これも20分くらい浸し、よく繰ります。

これを3回繰り返し、今日の染め行程は終わります。

とてもキレイなピンクに染まりました。単調な色なので、日を改めて、もう一度染めたいと思ってます。グラデーションに出来ればと…。うまくいくかなー。頑張ります。


栗の殻で染めたタペストリー

2012-10-24 12:47:38 | 草木染め

先日、「ものづくり作品展」なるものが関善で行われました。私も少しだけ展示させていただきました。

私の一番の自信作です「栗の殻で染めたタペストリー」 上はミョウバンで媒染し、下は鉄媒染です。

すばらしい鹿角紫紺染めの作品も展示されました。今は作られていないとても貴重な作品です。

 最後に西根に在住しております沢口ハルさんの「茜染め」の作品も展示され、もうため息だけばかりです。

すばらしい。

 


紫根染めに挑戦

2012-10-19 12:43:47 | 草木染め

先日、藪椿の媒染液を作りましたよね。それを使って紫根染めに挑戦しました。もちろん講師は作山さんです。

まづは紫根を細かく切ります。つぎにお湯を入れて柔らかくする。

次にこの懐かしい臼で細かくつきます

それを布袋に入れて30分位揉みます

この行程を3回行って染液を抽出。これで染液が完成です。

いよいよ本染めです。

お湯に浸けておいた布を絞らないで約1時間繰ります

この行程を3回繰り返して完成です。今回は3回で終わりましたがもっと濃い色を出したい時は陰干しで乾かしてからこの行程を繰り返します。

完成!きれいに染まりました。さすが作山さんです。


木瓜(ボケ)で草木染めに挑戦

2012-07-23 12:36:28 | 草木染め

草木染めは栗とかブナとかいたずらに自己流で遊んでいましたけど。本格的に「関善にぎわい屋敷」で開催している「草木染め研修会」なるものに参加!月に1度、いろいろな草木でいろいろな講師のもとで研修。

今回の講師は作山氏とても丁寧なこころをこめた染めをする方でムラの出ない染かたを教えていただきました。もう時間のたつのも忘れて勉強しました。楽しかったです。残念なのは研修会ですので自分の作品が作れないことです。

その作山氏の説明を少しご披露します。

①道具 ・ステンレス製寸胴(ステンレスの鍋でも) ・ステンレスボール大2個 ・中1個 ・タライ(水洗い用) ・漉し袋 ・菜ばし ・ビニール手袋

②今回は絹の反物を切ってつかいました。呉服屋さんから古くなった反物を安く譲っていただいたそうです。

木瓜の木や枝や葉を細かくきる。

・適当な量(最低3ℓ位)の水に刻んだ木瓜を入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にしてときどきかき混ぜながら30分ほど煮る。

・煮出した液を漉し(1回目)、再度抽出し1回目の液と合わせていきます。

布の地入れをする…40℃くらいのお湯に布全体を浸し「繰る」という作業をする。丁寧に10分から15分くらい。

  「繰る」…たえず液体の中で布を動かして気泡を入れないようにすることや、折れ目がつかないようにすることが大切。

アルミ媒染で染める

・抽出した液を漉し、水またはお湯を加えて5ℓの染欲を作る。50~60度くらい。

・地入れした布を絞らずにそっと入れ、20分染欲の中で繰ります。終わったらタライに入れたお湯(40度くらい)ですすぐ。⇒温度差がないように!

 

媒染欲⇒明礬8gを8ℓのお湯に溶かしてかき混ぜる。

・お湯ですすいだ布を絞らず媒染欲に入れ、40度位に保ちながら20分くらい繰る。終わったらタライに入れたお湯ですすぐ。

すすぐタライは、染欲と媒染欲と必ず別々にする。

これを3回繰り返す。

作山氏のご教授でした。 大変ありがとうございました。