TABOの囲炉裏部屋

さあ~ゆっくり、上がってたんせ。ぼ~とした何もない日もいいでしょう。

茜染に挑戦!

2013-01-16 12:18:42 | 草木染め

鹿角市の花輪町のあかね蔵に「むらさき・あかね工房」が1月13日にオープンしました。「十和田八幡平草木染の里づくり実行委員会」の会員がボランティアで毎日交代で染めを行っています。サロンにもなっています。是非、遊びに来てください。

14日の当番の日に茜染めに挑戦してみました。

絹のストール … 35g

インド茜 … 45g

椿灰三番汁 … 360cc(三番出しの液だったのでもう少し多くした方が良い)

酢 …160cc

・今回は本を見ながら先媒染で染めてみました。

・8リットルのぬるま湯(30~40度)に椿灰汁120ccと酢100ccを加え、媒染浴を作り、ぬるま湯に漬けておいた布を入れ20分間繰る。

・インド茜を細かく切る。(チップのほうがいいかも)鍋に3リットルの水と酢20ccを入れ30分間煮る。それを漉す⇒1番液

・また2リットルの水をいれ酢20ccを加え30分煮出す。それを漉す⇒2番液

・次に1リットルの水を入れ30分煮出す。それを漉す⇒3番液

・1~3番液をまぜ茜の抽出染を作る

・8リットルのぬるま湯に茜の抽出液を400cc加え、染浴を作る

・先媒染した布を軽く洗い染浴に入れ20分間よく繰る。

・次に媒染浴に120ccの椿灰汁を加え、布を軽く洗いし、媒染浴に入れる。20分間よく繰る。

・次に染浴に400ccの茜の抽出液を加える。20分間布を入れてよく繰る。

・媒染 ⇒ 3回    ・染め ⇒ 3回  を繰り返し、最後は染めで終了する。

・よく水で洗い、乾かす。

とても素敵な茜色に染まりました。

今回の反省! 綿のハンカチも染めたのですが、酢を入れ、先媒染で同じように染めましたが、色があまり入りませんでした。

今日の教訓! やはり布の種類に合わせた染色が…。綿の場合は酢を入れずに後媒染がいいのでは…と感じました。


初染め。冷凍しておいたマリーゴールドの花で染めました。

2013-01-03 16:50:44 | 草木染め

新年あけましておめでとうございます。

主婦は正月は忙しいですね。3日目やっとゆっくり初染めに!今年も楽しく染めができるように願いをこめて…。

今回は花の時期に冷凍して置いたマリーゴールドの花で染めてみました。

ハンカチ3枚と麻の暖簾を半分まで染めてちょっと渋くしあげました。

・凍った花500g位かな。

・3リットルの水でよく煮出します。

先日、三浦眞理子先生の絞りあれこれで教えていただいた簡単なエンビ管を使った絞りを実践してみました。

・今回は綿ですので90度以上の熱い染液で30分間。熱いので菜箸でかき混ぜました。

・次に椿灰の2番汁を100cc、3リットルのお湯で媒染浴をつくります。

軽く水洗いして20分間やさしくかき混ぜながらつけます。

上記の作業を3回繰り返し、冷たい水でよくすすぎ、乾かして完成です。

グラデーションがすてきなハンカチが出来上がりました。

次に麻の暖簾も同じように染めてみました。もともと色の入った布ですので、半分だけにしてみました。

出来上がりはまあまあかな!

今年も楽しく染めが出来ますように!

 

 

 

 


紫根染め ~アルコール抽出~

2012-12-14 10:34:25 | 草木染め

実験君その1

紫根のアルコール抽出液で染めてみました。

準備するもの

乾燥紫根 … 100g

メチルアルコール … 750cc

絹のストール … 30g

椿灰液 … 200cc

1、乾燥紫根(鹿角産)をメチルアルコール750ccに漬ける。⇒3~4日かけて抽出する。

2、布は前日一度下染めする 

・布を2リットルのぬるま湯(40℃くらい)に20分つけ繰る。

・椿灰汁100ccを2リットルのぬるま湯(40℃)に入れ、よく混ぜる。

・布を入れよく繰る。⇒20分間

・水洗いして布を陰干しする。

3、染色当日⇒陰干しした布をのぬるま湯(40℃くらい)に20分つけ繰る。

・2ℓののぬるま湯(40℃くらい)に入れ、40分位繰る。

・水洗いして椿灰汁100ccを2リットルのぬるま湯(40℃)に入れ、よく混ぜた媒染液に20分つけ、繰る。

・また染液を温め、水洗いした布を入れ、40分間繰る。

・水洗いして40℃くらいに温めた媒染欲に20分間入れ、繰る。

・最後によく水で洗い影干しする。

 今回は2回しか繰り返し染色をしませんでした。染液が透明になってきてもう色が入ってないようでしたので…。

・とてもいい青紫に染まりました。… 

 でも、紫根染めは紫色ですよね。今回1度先媒染したのですが、1回で止めると紫色を出すことが出来ることを発見しました。⇒その時、媒染液で最後に止めるのではなくて、染液で終わりにする⇒日を改めて新しい染液で染め足すのが、ベターかな…


紫根染め~鹿角の紫根

2012-12-04 09:37:28 | 草木染め

先日、花輪町の草木染め研修会の皆さんが育てた紫根を収穫に行き、紫根を分けてもらいまいした。早速、染め開始です。

・絹のショートストール   40g

・紫根(乾燥していないもの) 120g

・椿灰上澄み液(媒染液)   300cc

※ 布はお湯で繰りそのまま漬けておきます。

☆1 紫根は収穫して2日目です。柔らかいので2~3分水につけて厚手のビニール袋に入れて、上で木槌で潰しました。結構、簡単に潰れ、臼がなくても大丈夫でした。

☆2 サラシの袋に入れ、40℃のお湯1.5リットルで揉み出します。

☆3 またビニール袋にいれ木槌で潰します。

☆4 新しい40℃のお湯1.5リットルで揉み出します。

☆3、4をもう一度繰り返して4.5リットルの染め液を作ります。

いよいよ染に入ります。

◎1 3リットルの染液を40℃に温め、40分間休まず繰ります。(頑張りました。)

◎2 媒染浴は4.5リットルのお湯(40℃)に100ccの灰汁を入れよくかき混ぜ作ります。

◎3 布を絞らずに軽くお湯で洗い、媒染浴に漬けます。20分間繰ります。

上の写真は1回目の媒染です。

★1  2回目の染液に入れる時、残りの染液の半分を加え、40℃に温め、布を軽くお湯で洗い、入れて40分間繰ります

★2  次に媒染液を100cc加えた媒染浴に漬けます。

2回目の媒染です。

★1を繰り返し媒染をしないで良く水洗いします。

最後に媒染液に入れないのはもう1度新しい紫根でこの行程を繰り返すためです。

とても素敵な色に仕上がりました。 もう1度繰り返して古代紫に近づけたいです。

以上 作山先生のご指導で研修をしたおかげです。作山さんありがとうございます


ムラサキの根と茎そして下染め

2012-11-27 09:54:10 | 草木染め

先日、関さんからムラサキの茎と根をいただきました。大切な根なので、大事に洗って乾かしていましたが、前にすっかり乾燥した根をもらったときに鋏でも切るのが大変だったのを思い出して、まだ生乾きの状態で細かくしたらいいのかなと思い立って鋏で切ってみました。

すごいでしょう!

土や汚れを取りながら、ちょきちょき!臼がないのですり鉢ですったら…と考えてます作山さんから椿の灰を分けてもらってから挑戦です。ファイト

下染めについて

先日、沢口ハルさんの工房に伺ったときにハルさんは今回は下染めを5回したと話しておりました。そこで俄然!張り切ってしまいました。私も…

まあ。4回でいいかな…。2日かけて下染めしました…。

いよいよムラサキの茎で染めます

今回は煮出さないで、80℃のお湯でもみました。30分ひたすらもみました。

いよいよ4回下染めした布を入れます。

40分「繰り」ました。…でも、残念です。 信じられません。 色が布にはいりません。 どうして…どうしてなの… やっぱり煮出したほうが良かったのかなー 

3日間の私の夢が泡のように消えてゆくー。

ムラサキの根だけは絶対失敗は許されないよ。頑張ります…