ここで僕が十年来可愛がって頂いている若林さんについてふれておきたいと思います。
もし若林さんが定年後に水墨画を嗜んでいなければ、僕もここまでハマる事はなかったと思います。
そして僕が人生の師と仰ぐ若林さんが師匠と慕われていらっしゃるのが北画の大家、畔柳先生です。
その畔柳先生の推薦を頂き、全日中展を御紹介頂いたのでした。
人の縁とはありがたいものです・・・感謝!!
"風雪に生きる" 全紙軸装
2013年10月、実は今だから言える事なのですが、前年上野東京都美術館まで初入選した現水展に駆けつけてくれた同窓生達に「一年後には入賞できるレベルまで腕を磨くのでまた来てください!」と宣言していたので
本当に嬉しいまさかの入賞で内心、ホッと胸を撫で下ろしていたのでした。たぶん絵より後の飲み会が目的の同窓生仲間達は誰も覚えてないでしょうが・・・(苦笑い)
そんな嬉しい仲間達に支えられているからまた頑張ろ!と思えちゃうんです
2013年8月、国立新美術館で開催の総合水墨画展に初応募した2点が"優秀賞"及び"国際文化カレッジ賞"を受賞しました
"風雪に" 30号
"雪原" 30号
この頃、弟から「もう狸の絵を貼るスペースがウチにはないよ~」と衝撃的な発言を受け(泣き)、
それでは同じイヌ科でも唸ったり吠えたり表情が豊かで自分が大好きな狼を題材に描いてみる事にしました。
2013年6月、国立新美術館で開催の国際公募国際墨画会展に初応募し"奨励賞"を受賞しました。
六本木の国立新美術館に展示されるのも初めてなら受賞も初めての事でした。
"風雪の中を・・・" 全紙軸装
2012年を振り返ると軽い気持ちで始めた水墨画でしたが、人様からも「欲しい!」と言われ、差し上げてもっと喜ばれる絵が描ける様になりたい・・・
そこに何か自分の存在価値を確認できる様な感覚を覚え、時間の許される限り筆を持った一年だった気がします。
美術館に展示され額装した狸画を弟にあげたら喜ぶだろう!とこれまた軽い気持ちで応募した公募展でしたが、
有名作家先生方の見事な作品を目の当たりにして白黒の陰影で表現する水墨画世界の奥深さを骨の髄まで思い知らされ、
すっかり魅了されてしまいました。
自分も観る人に感動を与えられる絵を描ける様になりたい!
それには恥を掻こうが積極的に展覧会に応募して素晴らしい作品をたくさん観て差を感じる事だ!と心に決めました。
2013年4月、現水春季展に出品しました。
20号
同月、上野東京都美術館開催、"東京国際美術大展"に2点出品しました。
"春" 30号
"風雪" 30号