遅くなりましたが、11月3日、12日両日の「有志による議会報告会」の中でだされた文教市民委員会所管の問題への参加者のみなさんからのご質問に対する当日の議員による回答、またその場で回答できかねた事柄について、後日、担当部局等に照会し回答を得たもの(回答末尾かっこ内に部局名のあるもの)を掲載します。
(なお、このまとめは、五十川有香、上垣優子の2名で担当しました)
≪11月3日≫
質問1)学校や公共施設の工事等に関して
質問①
学校や公共施設の工事の順番はどうなっているのか。(計画の優先順位等はどういう基準なのか明らかにしてほしい)何年計画なのか。
回答①
今年度、学校の耐震工事は全校終了しています。平成28年3月に策定した公共施設最適化計画(実施編)を基に、個々の施設については、吹田市公共施設最適化推進委員会と、その下部組織である作業部会において検討しています。一般建築物については、平成32年度末をめどに各施設の利用圏域や機能を整理、分析した上で、時代とともに変化する市民ニーズ、地域特性に応じた適正な公共サービス水準の維持と健全な財政状態の維持の両立が可能となるように協議、検討を進めていきます。(行政経営部)
質問②
公園や施設等のトイレについて、委託事業の見直しが必要ではないか。清掃が十分できていない。委託事業を役所は見ているのか。チェック方法はないのか。
回答②
委託事業については、基本は書類審査となっています。書類提出のみではなく、現地確認を行うように担当部にお伝えします。
(要望)
・ほとんどのトイレが洋式になる中、教育の面では学校のトイレくらいは和式も残してほしい。
・岸二小学校前の通学路の幅を広げてほしい。子ども一人が通学するのにやっと通れるくらいの幅で、傘がさせない。傘をさすと車にキズをつける恐れもある。
質問2)
吹田市からエキスポシティに行くバスの増発は?
回答2)
吹田市立スタジアムの試合帰りの混雑を解消することは大きな課題であり、関係部署で、バス等の増便が出来ないか調整を現在、行っています。((仮)吹田市立スタジアム建設事業 環境影響評価12-22-19にバスの運用について記載)
エキスポシティについては、現状は市がバス等を増発する予定はしていません。しかし、エキスポ内にある「inforestすいた」において市内や北摂等の情報発信を強化し、市内循環等、市内へ足を運んでもらえるように働きかけています。
質問3)
メイシアターの着工年月は?竣工年月日はいつか?
回答3)
平成29年4月着工予定。竣工年月日については、3月を予定(工期11ヶ月)
しています。
質問4)
学童保育全般について。現在36校の運用状況と利用について。活動内容など。 今後小学校4年生までの拡大するにあたり、どんな課題があり解決していくのか詳細を。
回答4)
大きくは教室の確保と指導員の確保が大きな課題です。留守家庭児童育成室の運営業務委託については、効率化を目的としたものでなく、事業の担い手と指導員を確保し、保育の質を維持しながら事業を実施していくためです。また、委託のメリットは、直営に先立ち午後7時までの延長保育が実現できることや、主任指導員を配置して責任体制や連絡体制を明確化すること、おやつを業務として位置づけ、保護者会に負担をかけずに提供できること、また事業者独自の特徴を生かした取り組みにも期待ができると考えています。教室確保については、空きのある育成室もあれば、規定以上の児童数をやむなく入室させているところもあり、地域格差が大きいのが現状です。(地域教育部)
質問5)
委員会視察報告の中で岩国市の由宇地域ネットの取り組みについて話されたが、吹田にもこれと似たような取り組みは既にあるのか。なければ、こういう事業をやっていく上で、吹田での問題点などあるか?
回答5)
地域によってボランティア人材の確保に差異があり、一斉に施策の展開を始めても地域格差がでることが、人材バンクの課題です。この仕組みについては、担当部としても有用であることは認識しています。
質問6)
メイシアターの改修工事で、設計箇所は決まっているのか?
回答6)
11月12日記録分を参照してください。
質問7)
留守家庭児童育成室の委託事業者をいくつか募集しているが、これは、個々に委託するのか、いくつかまとめて委託をしていくのか。
回答7)
個々の育成室ごとに公募し、プロポーザル形式で選定しています。
≪11月12日≫
質問1)
相模原事件を踏まえて、障がいのある人、また、社会的弱者といわれる
高齢者、子どもの人権について、吹田市のとりくみの現状はどうか。法律はできても虐待は増え続けている。神奈川県では「共に生きる神奈川憲章」が制定された。吹田市でも、「人権条例」の制定を求める。
回答1)
これまでも人権文化部として、政策等においては、人権の視点を大切にし
てきましたが、今年4月になり、あらたに部局横断的に人権問題にとりくむことを明確にした「人権政策長(部長級)」を設置しました。人権政策長は、各政策を決定する前に庁内会議に出席をして、人権の視点を施策に反映させています。また、ニュース等で質問いただいたような人権に関する事象が起こった場合、吹田市での取り組みについて各部署に確認等を行っています。
人権条例の制定については、市も平成12年3月に「吹田市人権尊重を目指す条例」という理念条例を制定しているため、考えていません。今後は、吹田市で人権政策についてどのように活動しているのか等「情報発信」に力をいれたいと考えます。(人権政策長)
質問2)メイシアターの大改修工事に関して
質問①
当初予算の26億円設定時に、議会はどのように関与したか?設計予算が不適切だったのではないか?
回答①
市は、当初予算決定後、バリアフリーや耐震性の観点からさらに検討を重ねた結果、増額の補正予算の提案にいたったと説明しました。しかし、1.5倍の増額はあまりに大きく、委員会審議の中で、詳細な質疑と追及をし、現地視察も行いました。その結果、当初に利用者の意見や要望をていねいに聴いていれば、このような補正との大きなかい離は生じなかったのではないか、と問題点を指摘しました。
質問②
車椅子席やベビーカー置き場及び車椅子席からのサイトラインは確保できているか?観る位置が全方位確保されているか?避難口確保はできているか?
回答②
現在の設計構想段階ではサイトラインは確保できているとは言えません。今後の設計に反映できるよう、要望します。
質問③
大ホールに新たに設置するエレベーターの大きさはどのくらいか。介護ベッドも利用可能か。新たな車椅子席の確保により、どのような改善を行うことになるか。
回答③
→大ホールに新たに設置のエレベーターの大きさ
・奥行×幅×高さ=1400×1350×2300(mm)ドア幅=800mm
・ストレッチャー対応はしていない(既存の構造体に影響のない範囲での設置のため)
→介護ベッドの設置は1階の多目的トイレに予定
→新たな車いす席の確保による改善内容
・大ホールにおいては、1階席後部上手側、2階席中央通路前上手・下手側に現基準に適合した席を新設することにより、舞台全体を見渡すサイトラインを確保した。
・大ホール現行車いす席は、奥行きが既存不適格のため、仮設席として利用する
・中ホールでは、後部上手側に車いす席を増設し、受け入れ者数を増加する。
・移動通路が確保できないため、大ホール1階席中央通路上手側及び中ホール前部での増設は、経路が確保できないために断念した。(都市魅力部)
(要望)
H24年に制定の劇場法は、劇場の役割などソフト面を規定した法律だ。今回の改修はハードにとどまるが、大改修されたメイシアターが、今後リハーサル室の充実など、ソフト面での発信を強めることを期待する。
質問3)
スタジアムからの帰り道をエキスポシティ経由もつくってほしいがどうか。
回答3)
多くの方から同じご意見いただいています。どこの組織が費用負担をして歩道橋を作るのかが課題となります。なお、万博南部検討協議会という組織を立ち上げ、スタジアム等についての改善策を月2回の会合をおこない、各関係機関と調整を行っています。参加組織は、吹田市、大阪府、警察、ガンバ大阪、エキスポシティ等です。(シティ・プロモーション担当)
以上です
(なお、このまとめは、五十川有香、上垣優子の2名で担当しました)
≪11月3日≫
質問1)学校や公共施設の工事等に関して
質問①
学校や公共施設の工事の順番はどうなっているのか。(計画の優先順位等はどういう基準なのか明らかにしてほしい)何年計画なのか。
回答①
今年度、学校の耐震工事は全校終了しています。平成28年3月に策定した公共施設最適化計画(実施編)を基に、個々の施設については、吹田市公共施設最適化推進委員会と、その下部組織である作業部会において検討しています。一般建築物については、平成32年度末をめどに各施設の利用圏域や機能を整理、分析した上で、時代とともに変化する市民ニーズ、地域特性に応じた適正な公共サービス水準の維持と健全な財政状態の維持の両立が可能となるように協議、検討を進めていきます。(行政経営部)
質問②
公園や施設等のトイレについて、委託事業の見直しが必要ではないか。清掃が十分できていない。委託事業を役所は見ているのか。チェック方法はないのか。
回答②
委託事業については、基本は書類審査となっています。書類提出のみではなく、現地確認を行うように担当部にお伝えします。
(要望)
・ほとんどのトイレが洋式になる中、教育の面では学校のトイレくらいは和式も残してほしい。
・岸二小学校前の通学路の幅を広げてほしい。子ども一人が通学するのにやっと通れるくらいの幅で、傘がさせない。傘をさすと車にキズをつける恐れもある。
質問2)
吹田市からエキスポシティに行くバスの増発は?
回答2)
吹田市立スタジアムの試合帰りの混雑を解消することは大きな課題であり、関係部署で、バス等の増便が出来ないか調整を現在、行っています。((仮)吹田市立スタジアム建設事業 環境影響評価12-22-19にバスの運用について記載)
エキスポシティについては、現状は市がバス等を増発する予定はしていません。しかし、エキスポ内にある「inforestすいた」において市内や北摂等の情報発信を強化し、市内循環等、市内へ足を運んでもらえるように働きかけています。
質問3)
メイシアターの着工年月は?竣工年月日はいつか?
回答3)
平成29年4月着工予定。竣工年月日については、3月を予定(工期11ヶ月)
しています。
質問4)
学童保育全般について。現在36校の運用状況と利用について。活動内容など。 今後小学校4年生までの拡大するにあたり、どんな課題があり解決していくのか詳細を。
回答4)
大きくは教室の確保と指導員の確保が大きな課題です。留守家庭児童育成室の運営業務委託については、効率化を目的としたものでなく、事業の担い手と指導員を確保し、保育の質を維持しながら事業を実施していくためです。また、委託のメリットは、直営に先立ち午後7時までの延長保育が実現できることや、主任指導員を配置して責任体制や連絡体制を明確化すること、おやつを業務として位置づけ、保護者会に負担をかけずに提供できること、また事業者独自の特徴を生かした取り組みにも期待ができると考えています。教室確保については、空きのある育成室もあれば、規定以上の児童数をやむなく入室させているところもあり、地域格差が大きいのが現状です。(地域教育部)
質問5)
委員会視察報告の中で岩国市の由宇地域ネットの取り組みについて話されたが、吹田にもこれと似たような取り組みは既にあるのか。なければ、こういう事業をやっていく上で、吹田での問題点などあるか?
回答5)
地域によってボランティア人材の確保に差異があり、一斉に施策の展開を始めても地域格差がでることが、人材バンクの課題です。この仕組みについては、担当部としても有用であることは認識しています。
質問6)
メイシアターの改修工事で、設計箇所は決まっているのか?
回答6)
11月12日記録分を参照してください。
質問7)
留守家庭児童育成室の委託事業者をいくつか募集しているが、これは、個々に委託するのか、いくつかまとめて委託をしていくのか。
回答7)
個々の育成室ごとに公募し、プロポーザル形式で選定しています。
≪11月12日≫
質問1)
相模原事件を踏まえて、障がいのある人、また、社会的弱者といわれる
高齢者、子どもの人権について、吹田市のとりくみの現状はどうか。法律はできても虐待は増え続けている。神奈川県では「共に生きる神奈川憲章」が制定された。吹田市でも、「人権条例」の制定を求める。
回答1)
これまでも人権文化部として、政策等においては、人権の視点を大切にし
てきましたが、今年4月になり、あらたに部局横断的に人権問題にとりくむことを明確にした「人権政策長(部長級)」を設置しました。人権政策長は、各政策を決定する前に庁内会議に出席をして、人権の視点を施策に反映させています。また、ニュース等で質問いただいたような人権に関する事象が起こった場合、吹田市での取り組みについて各部署に確認等を行っています。
人権条例の制定については、市も平成12年3月に「吹田市人権尊重を目指す条例」という理念条例を制定しているため、考えていません。今後は、吹田市で人権政策についてどのように活動しているのか等「情報発信」に力をいれたいと考えます。(人権政策長)
質問2)メイシアターの大改修工事に関して
質問①
当初予算の26億円設定時に、議会はどのように関与したか?設計予算が不適切だったのではないか?
回答①
市は、当初予算決定後、バリアフリーや耐震性の観点からさらに検討を重ねた結果、増額の補正予算の提案にいたったと説明しました。しかし、1.5倍の増額はあまりに大きく、委員会審議の中で、詳細な質疑と追及をし、現地視察も行いました。その結果、当初に利用者の意見や要望をていねいに聴いていれば、このような補正との大きなかい離は生じなかったのではないか、と問題点を指摘しました。
質問②
車椅子席やベビーカー置き場及び車椅子席からのサイトラインは確保できているか?観る位置が全方位確保されているか?避難口確保はできているか?
回答②
現在の設計構想段階ではサイトラインは確保できているとは言えません。今後の設計に反映できるよう、要望します。
質問③
大ホールに新たに設置するエレベーターの大きさはどのくらいか。介護ベッドも利用可能か。新たな車椅子席の確保により、どのような改善を行うことになるか。
回答③
→大ホールに新たに設置のエレベーターの大きさ
・奥行×幅×高さ=1400×1350×2300(mm)ドア幅=800mm
・ストレッチャー対応はしていない(既存の構造体に影響のない範囲での設置のため)
→介護ベッドの設置は1階の多目的トイレに予定
→新たな車いす席の確保による改善内容
・大ホールにおいては、1階席後部上手側、2階席中央通路前上手・下手側に現基準に適合した席を新設することにより、舞台全体を見渡すサイトラインを確保した。
・大ホール現行車いす席は、奥行きが既存不適格のため、仮設席として利用する
・中ホールでは、後部上手側に車いす席を増設し、受け入れ者数を増加する。
・移動通路が確保できないため、大ホール1階席中央通路上手側及び中ホール前部での増設は、経路が確保できないために断念した。(都市魅力部)
(要望)
H24年に制定の劇場法は、劇場の役割などソフト面を規定した法律だ。今回の改修はハードにとどまるが、大改修されたメイシアターが、今後リハーサル室の充実など、ソフト面での発信を強めることを期待する。
質問3)
スタジアムからの帰り道をエキスポシティ経由もつくってほしいがどうか。
回答3)
多くの方から同じご意見いただいています。どこの組織が費用負担をして歩道橋を作るのかが課題となります。なお、万博南部検討協議会という組織を立ち上げ、スタジアム等についての改善策を月2回の会合をおこない、各関係機関と調整を行っています。参加組織は、吹田市、大阪府、警察、ガンバ大阪、エキスポシティ等です。(シティ・プロモーション担当)
以上です