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何十万年も昔、猿だったころのヒトも
いまのわたしたちと同じように
大空を自由に飛ぶ鳥に憧れて、その飛翔を見上げておりました。
そしてさすがに飛ぶことは叶わなかったけれど
両手を大地から離して
二本の足だけで歩くことを、鳥たちから教わったのです。
そう、二足歩行です。
ほら鳥って、意外とちょこちょこ歩いているでしょう?
それから、
仲間同士一緒に、群れで行動する利点を教わり、
そのうちに、
窮屈なその群れで生きる上での、羽をのばす悦びとその意義すら
鳥たちから教わりました。
いつしか文明開化の鐘が鳴り、
ついには空を飛ぶすべを手に入れるヒトでありましたが、
そのすべたる「飛行機」なるものの発明において
ヒトが教えを乞うたのが翼ある鳥たちだったことは言うまでもありません。
子育ても、そう。
巣を作って卵を抱き、子どもを育て、守り、巣立たせる。
鳥たちのあの手際から、ヒトは多くを学びました。
そしてもちろん、歌うこと。
歌う悦び。
想いを伝えるすべとして
癒し癒されるすべとして
歌うことの悦びをわたしたちに教えてくれたのは、鳥たちでした。
翼あるものたち。
鳥の教え。
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ドーラの子ガモ。
川にお引っ越し前の写真です。
冒頭の写真は、アナポリスのCity Dock シティドックで撮ったものです。
なつかしい画像をぼんやり眺めていたら、どういうわけかこんな文章になりました。
ブレブレですが、これはこれでいいかもと^^;
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