たまには稽古の話なんぞしましょう。
1月半ばに本番を控えてるオペラの稽古が、現在、
ほぼ毎日あります。
もう12月に入る前から立ち稽古に入り、
少しずつですが形になってきてる、かな??という感じです。
今回のオペラ、
お~~んぶらまぁぁぁいふぅぅぅぅぅ~~♪
で有名なヘンデル作曲の「セルセ」ですが、
喜劇だって皆さんご存知でしたか?
このアリアが特に有名になってて
私自身、このアリアのイメージが勝手にオペラのイメージに
なっていたのですが、実はとてもとても喜劇なのです。
とはいっても
物語の途中は結構シリアスな場面もあったり
展開によっては死人が出てもおかしくない筋なのですが
それがないから結局は喜劇に終わる、てな具合。
でも笑いを取るキャラがちゃんと用意され、
音楽のみでキャラクターを表現できる役と
演技や演出の効果で一挙に印象が強まる役とが区別され
ヘンデルが
天才オペラ作曲家
であったことを毎日歌うたびに思い知らされています。
私が演じるロミルダは、まぁ物語に良く出てくる
2人の男性の間で心揺り動く美女でごじゃります。
彼女は主人公で王であるセルセの
弟に当たるアルサメーネと恋仲なのですが、
ある時、王の前で歌った(何かの祝賀会だったのでしょう)
ことで王セルセに惚れられてしまいます。
もちろん王は全てが自分の思い通りになると思っていますから
ロミルダに迫るし、弟を追放したりします。
しまいには弟を殺そうとさえします。
ロミルダはもちろんアルサメーネに誓いを立ててますから
自分の愛を貫こうと頑張るのですが、
…まぁここにたっくさん邪魔が入るわけです。
今回の演出は通常とは全く異なり、
リアルワールド(現実)とセルセワールド(架空)の
融合、みたいな感じで創っています。
舞台はホールの真ん中、センターステージ、
つまり四方八方からお客様に見られるわけです。
現実にどこにでもいそうな人たちが何かのきっかけで集い
一つの創られた世界に飲み込まれていく様。
その中に見える人間の本質を見せたい…
といった具合のようです。
ま、これは私個人の解釈ですが。
だから普通の舞台でないので、難しいのですよ!!
単に歌えるだけでも駄目だし、けど歌が完璧でないと
もっと駄目だし…
やることが山積みでいつも真っ青!
ですが
260年以上も前に生まれた作品を今、今の人間が
今らしく表現しようとすることは、とても勉強になるし
過去と現在が共有するものを味わえると思います。
解釈に賛否両論あるでしょうが、
せっかくの機会、たくさんの課題の中で
どうやって大隅らしいヘンデルを歌い演じれるか、
毎日戦っています!!
ていうか今日は長!!
う~~ん、毎日こんな感じで更新出来たらなぁ…
明日もちゃんと何か書けますように
1月半ばに本番を控えてるオペラの稽古が、現在、
ほぼ毎日あります。
もう12月に入る前から立ち稽古に入り、
少しずつですが形になってきてる、かな??という感じです。
今回のオペラ、
お~~んぶらまぁぁぁいふぅぅぅぅぅ~~♪
で有名なヘンデル作曲の「セルセ」ですが、
喜劇だって皆さんご存知でしたか?
このアリアが特に有名になってて
私自身、このアリアのイメージが勝手にオペラのイメージに
なっていたのですが、実はとてもとても喜劇なのです。
とはいっても
物語の途中は結構シリアスな場面もあったり
展開によっては死人が出てもおかしくない筋なのですが
それがないから結局は喜劇に終わる、てな具合。
でも笑いを取るキャラがちゃんと用意され、
音楽のみでキャラクターを表現できる役と
演技や演出の効果で一挙に印象が強まる役とが区別され
ヘンデルが


であったことを毎日歌うたびに思い知らされています。
私が演じるロミルダは、まぁ物語に良く出てくる
2人の男性の間で心揺り動く美女でごじゃります。

彼女は主人公で王であるセルセの
弟に当たるアルサメーネと恋仲なのですが、
ある時、王の前で歌った(何かの祝賀会だったのでしょう)
ことで王セルセに惚れられてしまいます。
もちろん王は全てが自分の思い通りになると思っていますから
ロミルダに迫るし、弟を追放したりします。
しまいには弟を殺そうとさえします。

ロミルダはもちろんアルサメーネに誓いを立ててますから
自分の愛を貫こうと頑張るのですが、
…まぁここにたっくさん邪魔が入るわけです。

今回の演出は通常とは全く異なり、
リアルワールド(現実)とセルセワールド(架空)の
融合、みたいな感じで創っています。
舞台はホールの真ん中、センターステージ、
つまり四方八方からお客様に見られるわけです。
現実にどこにでもいそうな人たちが何かのきっかけで集い
一つの創られた世界に飲み込まれていく様。
その中に見える人間の本質を見せたい…
といった具合のようです。
ま、これは私個人の解釈ですが。

だから普通の舞台でないので、難しいのですよ!!
単に歌えるだけでも駄目だし、けど歌が完璧でないと
もっと駄目だし…
やることが山積みでいつも真っ青!

260年以上も前に生まれた作品を今、今の人間が
今らしく表現しようとすることは、とても勉強になるし
過去と現在が共有するものを味わえると思います。
解釈に賛否両論あるでしょうが、
せっかくの機会、たくさんの課題の中で
どうやって大隅らしいヘンデルを歌い演じれるか、
毎日戦っています!!

ていうか今日は長!!
う~~ん、毎日こんな感じで更新出来たらなぁ…
明日もちゃんと何か書けますように
