OHSUMIのへや

Sop大隅智佳子の好き勝手な呟きブログです

追悼

2011年12月08日 02時30分20秒 | お~すみ日記
今年の3月4日に大森誠先生が亡くなりました。
来週15日には追悼コンサートが企画されてます。

よかったらぜひぜひ!!


そして7日には私に「あなたは絶対蝶々さんを歌うのよ」と
日本人としてのプライドを持った蝶々さんの歌い方をご指導くださった
松田トシ先生が亡くなられました。

芸大声楽科を首席で卒業すると頂ける松田トシ賞、その名前の先生です。

受賞した時に単なる御礼挨拶のみで終わらず、
私の歌を聴いてくださり、何度かレッスンもしてくださいました。
特に蝶々さんのアリアに関してはかの三浦環さんの歌い方も教えてくださいました。

私の声と可能性を認めてくださり、自信をくださった恩師とも呼べる方です。

心よりご冥福をお祈りしたいと思います。


今年は父方の祖母も亡くなり
年末は静かに故人の思い出にひたりたいなぁと思っています。


コメント (3)
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7日のコンサート終わりました

2011年12月08日 02時12分29秒 | お~すみ日記
たくさんのご来場ありがとうございました!

今月に入ってから1日3日そして7日と連続本番してます。

疲れが取れないうちに本番というのは本当にキツイですが
楽しみにしてくださる方のためにも頑張っております。

今日もいろいろ勉強になりながら歌わせて頂きました。

道化師のネッダちゃんのアリアは何度も歌っていますが
正直とても印象に残すことが難しいなぁと思い歌っています。
オペラでも最初に歌う曲で、オペラで歌う時は発声の代わりも兼ねて私は歌うのですが
軽く歌えばいいものでもないし、重い歌でもない。
ネッダちゃんそのものを表しているんですが・・・まだまだ掴みきれませんね。

アンジェリカは気持ちが入り過ぎたら負けですね。
でもどうしても入ってしまう。アンジェリカの悲しみが突き刺さってくる曲でして
どうしても感情に負けてうまく歌えません。うーん
プッチーニが特別な思いを込めてアンジェリカを書いたそうですが
まだまだ作曲家の魔法に振り回されています。

久々にマノン・レスコーのアリアを歌いました。
重い曲です。でもすごく好きです。
自由に自分の感情のままに動いて生きてきた女性が
死の現実はやはり受け入れられない、もっとも人間らしさが出るアリアですね。
血を吐くような叫びが大好きで、叫んでしまいました。反省

ドン・カルロは大学生の時に恩師に薦められて勉強したアリアです。
壮大で重厚で、しかし繊細で美しいエリザベッタのアリアを敢えて選曲しました。
だってピアニストが素晴らしい方だったので。
歌っての感想。やっぱ好きだわ~って感じです。軽い感想ですみません。
気持ちは決して軽くありませんから。
今後歌い続けるアリアの一つにするために、これを機会に勉強していこうと思いました。
いつかオケで歌いたいものです。

アンコールのミミのアリアがとても好評でした。嬉しいです。
もう何回歌ってるかな。歌いこむことの大切さを実感しました。
どんどん新しい作品を学んでレパートリーも増やす一方で
自分のスタンダードレパートリーとなるものを毎日歌わないといけませんね。
そういう意味で、今日のようなコンサートの機会を頂けることは本当に幸せなことです。

10月のデュオ・リサイタル、11月の自主企画のリサイタル、12月の今日のコンサート、と
一人で歌う機会が多かったここ最近ですが、私自身が自己の演奏研究を続ける、ということを
目的として活動したいとも常に思っているので、
来年以降も自主企画含め、自分の勉強の成果を広く聴いて頂く機会を作っていきたと思います。

オペラの舞台を重ねる度にも僅かながらも成長しています。
その成長の前後でまたどう変化したのか、自分でも追及していきたいですね。

自分の性格や考え方に合わせて、オペラ歌手として歩む方向を新しい年に向けて構築していこうと思います。


来年もたくさん歌えますように。

応援してくださる皆様に心から感謝して。

次も本番もがんばります~~
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