墨美神®︎ 鳳香〜歌川派墨絵師のすみeブログ

大臣賞受賞 墨絵師 樋口鳳香のアート系ブログ
墨で描くかぐわしき眼差しの美神たち〜『墨美神®︎』展覧会情報

【今日も明日もつながっている】

2020-12-31 17:48:11 | すみe-ART

2020年。想像もしなかった不安と閉塞感の漂った一年でしたね。

暗闇を手探りするようでしたが、私は多くのチャレンジの機会に恵まれた年でもありました。

3月、11月、2度の個展の開催においては、会場に足を運んでくださった方々、

そして開催を支え導いてくださった関係各位に改めて感謝を申し上げます。

そして『今年初めてやった事』がいくつかありました。

着物の着付けを教わり、着れるようになった事。

墨美神のお着物への展開もいつか叶えたい夢です。

動画編集を覚えて『すみeチャンネル』を立ち上げた事。

ライブペイント以降更新できてないですが、動画発信は今後充実させたいコンテンツです。

作品に落款印だけでなくサインを入れるようになった事。

そして、今年なにより大きなニュースは、

大きな導きをいただき墨美神が登録商標となった事です。

日々、今日できることを目一杯やって、その上で明日を待つ繰り返しですが、

今年もなんとか歩んで来れたようで、見守ってくださった方々に感謝するばかりです。

気温が下がって寒い年越しになるようですね。

なにより皆さまの健康が大切です。

どうぞどなた様もお身体ご自愛されて、佳いお年をお迎えくださいね✨



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【苦しい時でも道は拓ける。夢は心の中にある】~山本寛斎

2020-12-30 18:30:30 | すみe-ART

山本寛斎という人がいた。

2020年に去った偉大なファッションデザイナーだ。

その全てを知るわけではないが、

ファッションで表現するだけにおさまらず、多くのプロジェクトを立ち上げて、

奇抜なステージ演出など、圧倒的な熱量を持って時代にうねりを作り続けてきた人だ。



私が彼の存在を知ったのは『流行通信』という雑誌を見た時だったと思う。

流行通信は、第一線で活躍していたデザイナーやクリエイターたちが

雑誌という枠組みを越えた表現に挑戦していたアートカルチャー誌だ。

見たことのないファッション。大胆な写真表現。意味不明なスクリプト。無駄とも思える紙面構成。

その中に日本の伝統文化を花火にして打ち上げた山本寛斎も登場した。

その雑誌はなんじゃこりゃ尽くしだったけど、何度も何度も眺めているうちに

眠っていたものが揺さぶり起こされる感じがした。

自分の中にあるものを表現したい。

なにかを作り出す人になりたいと望むようになった。

アートとは自分の内なるものを表現することなのだと目覚めた瞬間かもしれない。

そして、それを創生するアーティストとは、命の限りをかけて己を表現し続ける

アスリートのように過酷な生き様であることは後になって気づくのだが。



先日、ふとつけたテレビに山本寛斎、その人が映っていた。

闘病中の体力の落ちた姿だったが、彼はこう言った。

「どんな苦しい時でも道は拓ける。夢は心の中にある」

と。

小学生たちにアートを教える場面では、

「面白いね!どんどん行け!どんどんやれ!」

と遠慮なく叫んでいた。

背中を押された子どもたちは、おおらかに伸び伸びとした作品を描いていた。

さらに子どもたちに向けて、こんな印象的な言葉も語っていた。



「世界の至るところで人と人が争う戦争がある。

 君たちはどうぞ美しいものを作り出してください。

 そうすれば世界はもっと平和で豊かなものに変わるはず」




SNSが表舞台に立った今の時代、他人の行動にとやかく口出しする人を多く見かけるようになった。

それを苦にして人生の幕を閉じる人の話も後を絶たない。

人の生き方に介入する『お節介』とは恥ずべきことだ。

しかしそれを臆面もなくする人が増えてきたように感じる。

世の中には、どうしてこうも人をジャッジしたがる人がいるのだろう、と考えるに

人の行動を見張って、とやかく文句を紡ぐ人は、

相対的な中にしか自分の価値を見出せない人なのだろう、と思う。

自分の中に自分を評価する物差しを持たない人。

常に自分と比較する他者や物事を探して、

自分の位置を確認するしか術を持たないのだろう。

山本寛斎が

「夢は心の中にある」

というように最高の夢、最高の人生は、自分の中にしかないのだ。

人生をかけて成すべき夢は、万人の心に宿っているはずなのに、それに生涯気づけない人もいるのだ。

彼はこうも言っていた。

「人がどう言おうが自分の信じた道を進め。

 誰もやったことがないことは、とても緊張するけど、すごくワクワクすることなんだ!」

「個性を出せ、自分にしか作れないものを作れ、めいっぱいやれ!」

「行け、行け、もっと行け!」

2020年歳晩。

来年に向けて、大きな勇気をもらった50分間だった。



20201230挨拶








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【クリスマスですが、年賀状投函しました♪】

2020-12-24 18:00:00 | すみe-ART

時間に押し出されるように、容赦なく年末となりましたね。

今夜はクリスマスイブ、そして明日はクリスマス♪

きっと明日の午後にはクリスマスリースは、

正月飾りに変わっていることでしょう。



今年はKeep distanceのたいへんな時期が続きましたが、

そんな中でもありがたい事に個展を2回も開催させていただきました。

しかも多くの方に会場においで頂きました。

墨美神とご縁を結んでくださった方、ご来場くださった方、

そして開催を支えてくださった関係各位には、改めて感謝申し上げます。



さて。

そんな様々な想いを込めて送る年賀状。

今年はパソコン環境の事情で、宛名が手書きとなったため早めに書き上げて投函を終えました。

本当なら、個展においでいただいた方すべてにお送りしたいのですが、

芳名帳にご住所まで書いてくださるのは一部の方だけです。

お顔を思い浮かべて「毎回来てくださるけどあの方のお名前は何と言うのかしら?」と思うことも多々あります。

もし次に個展を開催する機会に恵まれましたら、その時はぜひ

できるだけ多くの方に芳名帳にご住所まで書いていただけたら嬉しく存じます。

「DM送ってください」などコメントを書き添えて頂ければ、なお印象に残ります。

コロナ禍のKeep distanceはしばらく続くようですが、

皆さまとの心の距離は縮めていけると嬉しいです♪




どうぞ皆さま、ステキなクリスマスのひと時をお過ごしくださいね♪



ポインセチアwm



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【樋口鳳香の墨美神は登録商標となりました】

2020-12-21 11:13:13 | すみe-ART
有難いことに大きな導きとお力添えをいただいて、

このたび 墨絵師・樋口鳳香の描く水墨美人画、

墨美神(スミビシン/すみびしん/sumibishin)は登録商標となりました。

弁護士事務所を通じて登録証が全て手元に届きました。

研鑽を重ね『墨美神®︎』を時代に刻めるよう形作ることに、

これからの人生を費やしていく所存です。

今後とも墨美神と樋口鳳香をなにとぞよろしくお願い致します。



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登録証wmmini




異業種とのコラボ、広告、企業PR、商品展開などなど、さまざまな展開を期待しています。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

事務局を通しての返信となります。ご了承ください。


☆墨美神®︎樋口鳳香 お問合わせフォーム☆
https://form1ssl.fc2.com/form/?id=1508615f7038319a






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【2021太宰治賞】

2020-12-15 17:57:38 | すみe-ART
年内の凄まじい展示ラッシュを終えて、

最近、ほーんのちょっとだけ展覧会を見るくらいに息をつける時間ができて、

そのうえ創作意欲を掻き立てられる有り難いお声掛けが続き、

「そーだ。いまこそ小説書こう!太宰治賞の締切日はそろそろだったね」

と思ったが吉日か、なんと締切日前日の12/9。

これは6月の桜桃忌あたりに授賞式をやろうという絡みなんでしょうね。

睡眠をとれば8時間しか創作の時間はないな、と思ったけど、やっぱり諦めきれない太宰治賞。

書きましたよ。時間の限り精一杯。

コロナのために郵便局の受付が短縮されて19時までと気付いたとき、書いた原稿42枚。

応募は400字原稿用紙で50枚から300枚。

物理的にもう無理と思ったのが18時半。その時47枚。

表紙やプロフィールの体裁を揃える時間を考えたら絶対無理なんですが…

諦めの境地に立てたのは18:55。

自画自賛が過ぎるかもしれないけど、すごく面白い、もー、どこか出版社に持ち込もうかな。

と、懲りない、めげない2020の樋口鳳香でした。

文学は最後の受賞が2017年なので、時間が経過しすぎてますものね。

2021年は狙いたいです。

ふぅ。絵は雪国の蛍さん(映画『夜叉』より)


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来年の展示やパフォーマンスもちょっとずつ決まりつつありますので、

少しづつ近況もアップしていきますね。






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