8月展示の最後を締めくくるのは
GINZA SIX 5階“Artglorieux gallery of Tokyo”です。
オープニング時には椎名林檎さんのイメージソングや
草間彌生さんのオブジェの展示で話題になったあの場所で
令和元年の夏を締めくくることになりました。
あらゆるご縁に感謝申し上げます。
是非とも多くの皆さまに御来駕いただけたらと存じます。
樋口鳳香の在廊日は、以下になります。
どうぞ見かけたらお気軽にお声掛けください。
・初日8/27(火)終日
・8/31(土)終日
・9/1(日)午後より
・最終日9/4(水)14:00より
どうぞ、よろしくお願い致します。
『夏の終わりの幻想怪奇展』
2019年8月27日(火)~9月4日(水)
10:30 ~ 20:30(最終日は18:00まで)
GINZA SIX 5F / Artglorieux gallery of Tokyo
#樋口鳳香 #墨美神 #すみびしん #令和の墨絵師 #美人画 #水墨画 #日式美学 #Wabisabi #sumiinkpainting #Ginzasix #ArtglorieuxGalleryofTokyo #墨infinity
来週27日(火)からは銀座シックス、Artglorieux gallery of Tokyoでの展示です。
画像は、出展する作品の一つですが、
水墨画が、生の和紙を活かして描いているのが、よく分かる画像です。
作品全体を濡らした裏打ちの工程で、作業台の色が透けて見えています。
作家と裏打ちをする職人しか知らない、作品のもうひとつの顔です。
濡れている状態の和紙はとても美しくて、墨色も、くっきり鮮やかに見えます。
しかし和紙はすぐに乾いていきますので、刹那の美しさです。
これを鑑賞いただく方法はないものかと考えたりします。
『夏の終わりの幻想怪奇展』
2019年8月27日(火)~9月4日(水)
10:30 ~ 20:30(最終日は18:00まで)
GINZA SIX 5F / Artglorieux gallery of Tokyo
#樋口鳳香 #墨美神 #すみびしん #令和の墨絵師 #美人画 #水墨画 #日式美学 #Wabisabi #sumiinkpainting #Ginzasix #ArtglorieuxGalleryofTokyo #墨infinity
「そもそも芸術ってなに?」
みんなが疑問に思っていることじゃないでしょうか。
芸術とは――
見たままを、ただ精密に表現するものではなく、
形も色も、空間も、現実のあらゆる理論から解放して
表現者の美的感性に基づいて印象を刻むものです。
たとえ技法そのものがリアルであったとしても、
芸術は虚構の美学なのです。
それから芸術は、
発信する側と、鑑賞する側の、相互の心の響き合いによって成り立つものです。
小学生の皆さんなら芸術作品を前に、それを頭の中の現実に照らしてみて
「こんな形おかしい」「こんな色はない」「こんな場面ありえない」
という事がたくさんあるでしょう。
作家が織りなす作品という世界、作家の印象の先に
観る側は共鳴したり、心を揺さぶられたり、時には不安や違和を感じたりする事でしょう。
作品を通して感じる心は、自分自身です。
芸術は自分の心と向き合う鏡でもあります。
他者との違いを認識したり、共感したりする先に、己を知るのです。
そのため、自分でも気づかなかった自分に出会う事もあるでしょう。
もちろん感じ方に正しい答えなんて、ありません。
芸術は、正解のない世界であることを認識することが大切です。
同じ個が存在しないように、十人いれば、十色が心に刻まれることでしょう。
いえ、それどころか同じ個であっても、ひとつの作品を2回見た場合、
最初の印象と違って感じたり、季節や天候が違うだけで観た印象は変わったりするものです。
長い人生において、その時々の心のありようによって、多くの表情を感じさせてくれる。
自分の心の変化に向き合わせてくれる。
それが芸術ではないでしょうか。
墨と、水と、和紙の織りなすにじみの先に、
自分の宇宙を感じてみませんか。
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