庭のブランコに突然ハチの大群が巣食っていた……。
普通なら業者を呼んで駆除するところですが、
無謀にも、自分で駆除しようと挑んだクレイジーな戦いの記録をご紹介します。
とあるアメリカ人(撮影者)が帰省すると、姉の家の庭にあるブランコに、ミツバチの大群が巣食っていたそうです。
「姉には小さな子供が3人もいて危ない」
パニックになりつつ、慌ててみんな家の中へ避難しました。
しばらくして落ち着くと、こう考えたそうです。
「あのハチの大群は、きっと近くの蜂の巣に何らかのトラブルがあり、ここへ移動してきたのではないか」と。
やはり巣がありました。あのハチたちは隣の家の壁の穴からやってきたようです。
さっそく家主に話すと、業者を呼んで駆除することに。
業者が言うには、
- ブランコの駆除もするなら別に高額の料金が必要。
- もしくは、ホームセンターで駆除用の噴霧器を買ってきて、暗くなってから使うことを推奨。
しかし、これを実行するには二つの問題があったのです。
- ひとつ、姉の旦那がクレイジーな人間だということ。
- ふたつ、余計な金は使いたくないし暗くなるまで待ってられない。
「そう、われわれは別の手段を選んだのだ、ハチと戯たわむれることを!」
クレイジーな義兄が、とりあえずバスケットボール並のハチの塊にテニスボールを投げつけてみました。こぶし大のハチの塊が崩れるものの、すぐ元通り。
それならばと次は、車の牽引に使うトレーラーヒッチを持ち出しだして……
ぶん投げる。
「おりゃあああ」
直撃だと!?
逃げろっ
見事、ハチの塊は地面に落っこちました。
しかし敵もさるもの、すぐに元の場所に戻り復活してしまう。恐るべしミツバチ!
「こうなったら人間の科学力の粋を見せつけてやるぞっ」
ハチ焼却装置:用意するもの
- 9mのロープ
- 焼却台
- サイエンス・プロジェクト・ボード(ダンボール)
- 燃料
燃料を注ぎ、ロープでスライドさせてハチの下へ……。
そして点火。
燻いぶされるハチ。
ムスカ大佐の台詞が似合いそうな状況です「見ろハチがゴミの…」
しかしながら、まだしぶとく生き残りが。子供たちの安全を考えると完全駆除したいところ。
続いて、1.5リットルのシンナーを投げ込む。
点火、というより爆発。
火事にならなきゃいいけど……。
「この日を忘れない」(本人談)
それでもまだ生き残りが。すかさず2リットルのガソリンを投げ込む。
ハリウッド映画か、これは。
「私は今、アメリカ人であることを誇りに思う」(本人談)
アメリカ人をアホだと思いました。
そして一応駆除は成功。
- 負傷者:0人
- 駆除数:約1万匹
- 生き残り:約25匹
教訓:害虫駆除はプロの業者に任せましょう。