世界の遊園地には実に多くの絶叫マシンが存在するが、「これほどまでに気持ちが悪くなる乗り物は初めて」と言わせるマシンがスイスで誕生したもようだ。
スイス、ヴァレン湖(WalenSee)沿いのムルグを本拠地とし、世界各地のテーマパークに各種のスリリングな絶叫マシンやウォータースライダーを設置してきた『ABC Rides』社。フランスでのデビューを控え、このほど新しく試運転が行われた“TOURBILLON”なるマシンに注目が集まっている。
“人はそれを「拷問マシン」と呼ぶであろう”と伝えているのは英メディアの『metro.co.uk』。激しい音も立てず回転もゆっくりではあるが、浮いては落ち、遠心力とともにあらゆる方角にねじれる様が乗っている人の自律神経を思い切りかき乱し、他のマシンでは味わうことのないめまいや吐き気をもたらすというのだ。
こちらは6月27日、YouTubeに“abc rides TOURBILLON testrides(june 2015)”というタイトルで投稿された動画である。絶叫マシンにも「何度でも乗ってみたい」と思うようなアドレナリン系と、「悪夢よ、早く終わってくれ」と顔色が青ざめる拷問系の2種類がある。これは間違いなく後者だそうだ。