最近、よく心に思い浮かぶのは表題の言葉です。
昨日のテニスのシングルス練習でも実感したのですが
私たちはつい先のことを気にしてしまって、今この瞬間に集中できなくなります。
これがテニスにおいて決定的に表れるのが
チャンスボールのミスです。
ただ普通に打てば決まるのに
フカしてしまう、ネットしてしまう、ラインの外側に行ってしまう・・・
プロ・アマチュア問わず、全てのテニスプレイヤーが経験することです。
その時に私たちが考えているのは
今この瞬間のボールを打つことではなく
決めショットを打った後のことなのです。
「ここはチャンスだから、決めなきゃ・・・」
「絶対に相手が拾えないところに打たなきゃ・・・」
「この前も、この決めショットでミスしたよな・・・」
「またミスするんじゃないだろうか・・・」
こんなプレッシャーや先読みが、それの前段にあるはずの目の前のボールを打つことに
集中できない状態を生み出して
結果的にミスショットに繋がってしまいます。
客観的に見ているととても勿体無いですが
これをあらゆる場でやってしまうのが人間という生き物です。
心理的なあるあるは、相手の気持ちを勝手に勘ぐってしまうことで
「こんなことしたら、相手は迷惑じゃないか・・・」
「あの時のあの人のあのセリフは、本当はそうじゃなくてこういう意図なんじゃないか・・・」
「だから、きっとあの人は〇〇に違いない・・・」
と、勝手な妄想で相手の意図を決めつけてしまいます。
そうすると、あら不思議。
目の前の相手が、自分の妄想や不安をそのまま映しだした「お化け」に見えてきます。
おーーーーい。
もしもし、そこのお化けと対面中のアナタ
相手の方は、何も考えてませんよ！
相手の気持ちを、過去のデータから勝手に決めちゃいけませんよ！
過去と自分の妄想が作り出したお化けではなく
今この瞬間の自分の気持ちと
今この瞬間のお相手の表情、仕草、言葉、目線など
今の二人の世界に集中しましょう。
そして、今見えているお相手を感じたまま、ほんの少しの思いやりを持って
お相手に一言、声をかけてみましょう。
そこには、過去と妄想が作り出したお化けではなく、ありのままのお相手がいるはずです。
いつだって今が新しい瞬間。
お互いの今に集中しましょう。
・・・と、雑念や妄想に塗れている自分自身を励ましてみました笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。
