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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

自分を知るのが最強 -稲葉浩志 "O.NO.RE"より-

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もり あずさ(もるも)です。

暦の上では立春を過ぎましたが

本日もまだまだ寒いですね。

気温は最高気温が10度前後とあまり変わっていないのですが

そもそもそんな状態が12月からずっと続いているせいか

部屋テレワークをしていると、12月よりも1月よりも

今が一番寒く感じます。

気温が上がる春が待ち遠しいです・・・。

さて、昨日の記事のテーマは「身の程を知る」でしたが

この言葉を書いていて思い出したのが、稲葉浩志の「O.NO.RE」です。

この歌については、以前にも歌詞分析しているのですが

今回は新たに「身の程を知る」観点から再分析します。

この歌詞のサビには以下のフレーズがあります。

"身の程を知れ 力を抜け"
"You can't get away."

「身の程を知れ」に「力を抜け」と続けていることから分かりますが

逆に「身の程を知らない」状況においては

力を抜くことができないのです。

自分のキャパシティ・能力が自分で分かっていなければ

今自分を取り巻く状況にどう対処して良いかもわからず

全てのことに身構えてしまったり

自分に適していないこと、自分の能力では対処できないことに対しても

頑張って立ち向かおうとしてしまいます。

要は、周囲の状況に振り回されるのです。

そんな状況を窘めているのが標記の歌詞です。

続けて来るのが"You can't get away"

文章の意味は「あなたは逃げることができない」ですが

なぜ「身の程を知れ」の続きが「逃げることができない」なのでしょうか?

・・・と言うか、そもそも、何から逃げることができないのでしょうか?


逃げることができない何か

それは「自分自身」であり

「あなたは自分自身から逃げられない」と言っています。

それは、身の程を知らない=自分自身を知らない「あなた」に対し

「あなたは自分自身からは逃げられないのだ」

「だから、自分を/身の程を知りなさい」

と、窘めているのです。

では、なぜそんなにまで「自分を知りなさい」と言われるのでしょうか?

そのヒントは間奏前のフレーズに出てきます。

”自分を受け入れられないままで
どこに行っても またつらくなるよ”

自分の身の程を知らない、自分を知らない状態で

自分から逃げるように、外界に何かを求めたとしても

結局満たされることはなく、かえってつらくなるのだ

なので 自分を/身の程を知りなさい

そう伝えています。

・・・書いていて気づいたのですが

もはやこの曲、ロックアーチストの歌詞と言うよりは

お坊さんのお説教みたいですね・・・。

そんな稲葉和尚のお説教は前半の場面でも出てきます。

”買うても買うても 
きりがないのは何故
手に入るのは影ばっかりで”

こちらも、自分を知ることから逃げて

あれこれ物欲を満たしたとしても

心は空っぽで虚しく、暗い気持ちにしかならない

まるでお寺の法話を聞いているような歌詞です。

そんな迷える民たちに、稲葉和尚はこう畳み掛けます。

”この旅の始まりをよくよく思い出せ
背筋をピッと伸ばして今思い出せ”

ここで出て来る「旅」とは人生の旅のことでして

人生の旅の始まりを思い出す、ということは

自分は何のために生まれ、何のために生きて行くのか と言った

人が生きる目的について問いかけています。

そして「背筋をピッと伸ばして」「今思い出せ」と言うものは

今こそがまさに、人生の目的を見据えるときである。

心して、しっかり見つめるように

そう伝えているのです。

・・・なんか、書けば書くほど「歌詞分析」というよりは

仏教の法話みたいになってしまいました。

しかし、そう思わせるほどこの”O.NO.RE”という曲は

お坊さんのように聴き手に語りかけて来るのです。

自分とは何か?自分の人生の目的は何か?

それを知り、やり続けることが

この世に生きる者の使命なのだ

そう訴えかけて来るのです。

そしてお経のようにこうつぶやきます。

”やりたきゃ
やりゃええんじゃやりゃええんじゃ
やらずに悔やむよりゃええ”

「やりたきゃやりゃええんじゃ」と岡山弁でシャウトしてカッコいいのは

きっと稲葉さんと、同じく津山出身のオダギリジョーさんくらいだと思いますが笑

こうして「やりゃええんじゃ」と自分にひたすら言い聞かせている様子から

逆に言うと、それだけやりたいことをやることは難しく、勇気が要るのだと伝わってきます。

そんな勇気を持つためにはやはり「己を知る」「身の程を知る」ことが必要。

自分を知っていて、自分の心の声に従っていれば

周りに惑わされたり振り回されたりせず

やりたいことをできるようになるからです。

・・・いやぁ、稲葉さん

貴方はどれだけ求道者なんですか。

そう突っ込みたくなる歌詞です。

スーパーストイックな求道者の稲葉さんには

この歌詞の通り生きていただくとして

我々のような衆生は、身の程を知っておりますので

稲葉さんの歌詞を仏典のように崇めながらも

現実には様々なことに振り回されたり、惑ったりして生きてゆく訳です。

でもそんな時は、この歌の歌詞に立ち戻って

己を知り、身の程を知って

肩の力を抜いて

目の前の現実に立ち向かって行きましょう。

以上、久しぶりのB’z関連歌詞分析でした。

ご参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
明日からも素敵な1週間を。

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