こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。
オリンピックが終わって3日が経ち、そろそろ余韻も終わって来ましたね。
今回のオリンピックは、スポーツにまつわる様々な価値観の変化を感じました。
気づいただけでも以下↓があります。
・女性への差別的な言動に対する厳しい世間の目
・LGBTQの選手に対する理解・配慮
・試合を棄権する/記者会見を拒否する権利の尊重
・選手に対するSNSでの誹謗中傷
・選手の不貞行為に対する厳しい世間の目
それぞれが個別に記事が書けるほど大事なテーマではありますが
本日は1点目の「女性への差別的な言動」について取り上げます。
名古屋の河村市長がソフトボール金メダルを獲得して表敬訪問した選手に対して
金メダルを噛んだり「旦那を探してやる」とコメントしたことについて
所属企業が抗議文を出したことが話題になりました。
またサンデーモーニングという朝の情報番組でスポーツ御意見番コーナーを担当している張本勲氏が
女子ボクシングで金メダルを獲得した選手の話題の際に「女性でも殴り合いしたい人がいるんだね」などとコメントしたことに対し
日本ボクシング連盟が抗議文を送ったことも話題になっています。
どちらもあまり褒められた言動で無いことは明らかです。
私個人としても、ご両名の言動を擁護するつもりは全くありません。
しかし、セクハラや男女差別はけしからんと様々な場面において散々言われているこのご時世において
河村市長や張本氏の振る舞いは
既に世間からは離れている、いわゆる「ご隠居」「おじいさん」のそれであって
彼らには今の世の中でメジャーとなっている価値観を理解し、それに合わせて発言する柔軟性や適応力は無い
よってまともに応対する必要は無い
・・・そう考えるのが自然では無いでしょうか?
そもそも、頑固で新しい価値観に対する理解が無いこと自体が「ご隠居」「おじいさん」の存在意義でもあります。
今も昔も、若い世代と老年世代では真逆と言って良いくらい価値観が異なっているのが世の常です。
また、お互いの価値観が違うと理解しておくことは
自分たちの価値観が常に通用する・正しい訳ではないことを知り
自らを客観視し、視野を広げるきっかけにもなります。
現代の価値観で正しいとされる「多様性を受け入れる」とは
自分たちの価値観にそぐわない考えをも受け入れることを意味します。
オリンピックにおいて、性的マイノリティやメンタルの問題により試合を棄権する選手の意見を尊重するのであれば
「女性がボクシングをして良いのか?」と言ってみたり「俺が婿を見つけて来てやる」とうそぶくおじいさん達の意見も尊重する必要があるはずです。
どちらも、個人の価値観やものの見方の一つに過ぎないからです。
しかし、おそらくこのおじいさん達の言動が看過されないのは
彼らが男性中心の古い価値観・世代を代表する存在であり
そうした過去の権力者は攻撃の対象にしても構わない
そんな考えが背後にあるように思えてなりません。
しかし、日本は以前から年長者を尊敬し・慮る文化を培って来ました。
ルール違反はちゃんと指摘する必要はありますが
年長者の威厳やプライドを正面から否定して、その発言を封じ込めるような
そんな振る舞いが横行しない世の中であってほしいと思います。
繰り返しますが、異なる意見があるのは自然なことです。
それを忌憚なく伝え合い、話し合いながら、双方の妥協点を見つけていくのがあるべき姿です。
「異なる意見に対して寛容であれ」
そう自分自身にも言い聞かせたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。
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