こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。
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先ほどまでサーシャvs錦織戦を観ていました。
サーシャが6-3、6-2で勝ちました。
サーシャがサーブもストロークも錦織を上回っていて
錦織のショットが少しでも甘くなるとサーシャにウィナーを決められるので
錦織は無理なショットを選択させられてミスが多くなっていました。
私自身が試合に出ていることもあり、こういう試合を観るたびに思うのですが
では錦織は、一体どうすれば勝ち目があったんでしょうか?
・・・もちろんいろんな答えがあり得ます。
「ミスを恐れずにもっと攻めてけばよかったんだ」
みたいなコメントをする方も多数いらっしゃいます。
というか、私自身が最近こうよく言われます↓
「もっとミスを恐れずに攻めていけ」
・・・もう、あんまりによく言われるので聞き飽きました苦笑
「いや、できるならもうやってるよ!」
・・・そう言い返したいのを必死で堪えております。
私が本当に知りたいことは
「なぜミスを恐れてしまうのだろう?」
「どうしたらミスを恐れないで攻めることができるのだろう?」
この2点です。
そして、その答えも明らかでして
試合のようにミスが即失点につながる環境で、ミスを恐れないことは私のような計算高い人間には不可能です。
なぜ自分から失点するような選択をしなければいけないのか。
合理的に理解ができません。
なので、自然とミスをする可能性が低いショットを選択することになります。
ここが大事なポイントでして
私にとって「ミスをする可能性がある」と思っているショットは
まだ試合で使えるショットじゃ無いんです。
なので、練習の段階で成功体験を何度も何度も繰り返して
試合の緊張する場面でも自然と再生できるようにするしかありません。
ちなみに私はずっと、フォアハンドを強打するのが苦手です。
2年前からフォアハンドの振り方をワイパースイングに変えていまして
つなぐスピンはしっかり打てるのですが
まだ強打できるレベルにはなっていません。
それでも、練習では割といい球が打てるのですが
試合で「ミスを恐れずに」チャレンジしてみたところで
ほぼ100%ミスします。
なので、「ミスを恐れない」なんて考えているようでは試合の場面ではもう遅くて
試合の事前に、そのショットを自然に選択できるレベルまで引き上げておくしかないのです。
これが試合に出続け、人からアドバイスされ続け、混乱し続けた私が至った結論です。
そして私自身の経験を踏まえ、全国のコーチの皆さんに向かって声を大にして言いたいことが一つあります。
ミスを恐れている人に「ミスを恐れるな」とアドバイスするのはほぼ無意味です。
ミスを恐れる人は、もともと失敗を恐れている人です。
それにも関わらず「失敗することを恐れてはいけない」と教えられると
その人は自分のスタイル、メンタルの両方否定されたように感じて落ち込んでしまいます。
その結果、ますますプレーが縮こまってしまいます。
そういう人は、もともとそのプレーに自信がないから思い切って打てないのです。
なので、どうかそうしたプレーを否定することなく
プレイヤーをありのままに受け止めてあげてください。
「自信がない自分」を否定されるほど辛いことはありません。
自信が無いだけでも十分に自己嫌悪しているのに
他人から否定されたら、さらに苦しいです。
その人の心の逃げ場はどこにもありません。
そんなプレイヤーの「声なき声」に、どうか気づいて頂きたいです。
久しぶりにテニスのメンタルについて熱く語ってみました。
また近々試合があるので、ミスを恐れながらもチャレンジしてきます!笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。
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