昨年(2023年)はマンシュウアカネ(イソアカネ)に出会うことができませんでしたが、私自身の忘備録として記録します。
さて、私の通っている道北の観察ポイントは、9~10月の飛来種時期は大量のタイリクアカネが密集しており、その中から非常に似通った特徴のマンシュウアカネを探すのは、捕獲をせず写真撮影のみを行う私には難易度が高いです。
まずは近接撮影(最短撮影距離1.3m)が可能な望遠レンズ(Nikon D500+TAMRON 100-400mm F4.5-6.3 Di VC USDの望遠端400mm)で1頭ずつを確認しています。
種別判断のポイントその1
写真1 マンシュウアカネ♂
①マンシュウアカネは全脚(3対)ともに、腹部側半面が黃褐色である。
②前額の黒条は下へ伸びる。(現地での判断には難しい特徴)
写真2 タイリクアカネ♂
①脛節外面が褐色であるが、他の部分は全面黒色である。
②前額の黒条は上部のみで短く、下へは続かない。
種別判断のポイントその2
写真3 マンシュウアカネ♂(別個体 腹部下の枯れ枝はご愛嬌)
③腹部側面に黒色斑紋が目立たない個体が多い。
写真4 タイリクアカネ♂
③腹部側面には黒色斑紋が目立ち、特に腹部7~9節は黒っぽく見える個体が多い。(黒斑が少ない個体もいるので脚の色と合わせて判断する)
その他に上付属器の小突起と下付属器の小突起の違いなど判断基準はあるのですが、捕獲せず写真にするには難しいです。
あくまで、撮影目的での種別判断と考えています。
今年は♀の写真も撮ってみたいです。
参考資料