偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●オウム+スーパーフリー=ライブドア

2006年01月24日 18時36分34秒 | ◎きっかけは~ホリエモン(期間限定)
 前回のエントリーでもライブドアの忘年会見てると学生レイプ・サークルを思い出しちゃうって書いたけど、「豪腕・宮内」とか、「M&A担当」とかって、オウムのときの「教団の“武闘派”」とか「~省大臣」みたいなのも思い出してしまう。
 ホリエモン
「自分の作ったルールの中では“神”になれますからね」
なんて言ってたしね

 どちらもアタマのいいヤツらが無分別に組織ごっこしてたってことなんだろ。仲間集めて空き地に基地作ってたら、本物の爆弾作っちゃった…みたいな。

 アタマのいいヤツといえば自民党山本一太もカルト宗教にひっかかっちゃった東大生みたいに見えてしまう。頭はすごく良さそうだけど使いどころを間違ってる…みたいな(苦笑)
 自民党議員の中ではかなりまともな物言いだけど、間違った人たちの弁護には限界がある

 「堀江氏に要請するときにもう少し注意深くするべきだった」
なんてあたかも「悪は死角にあった」みたいな言い方したけど、目に見える部分にも判断材料はあったはずだ。

 たとえば「フジテレビ、ニッポン放送」の一件。
 違法ではないけどグレーだというのが世間一般に浸透していた意見ぢゃなかったのか?。つまり法律には違反してないけどアンフェアではあった…と。

 実際、自民党の方々も痛烈に批判していたぢゃないか。

 それを
「まぁバラエティとかにも出てるようだから世間的にも認知されたってことか」みたいなノリで引っ張り出したんだろうな。

 検察側はライブドアに対して1年も前から内偵捜査をしていたという。選挙期間中選挙への影響が出かねないという配慮から捜査を一時的に休止したらしい。
 前回のエントリー
「中途半端なところでマスコミがすっぱ抜いて捜査に支障きたさなくてよかったって怪我の功名かもね」
…なんて書いたりしたけど、もし選挙前にスクープしてれば自民党の圧勝とは別の結果になっていたかもしれない。
 選挙後、マスコミは
「マドンナ候補のスキャンダルを書いても何も影響を与えられなかった」
な~んてマスコミの非力を嘆いたというけど、そもそも攻め方が違うっつーの。
 マスコミと民主党はトロすぎるぜ。

 さて、ハイリスクな取材やすぐに結果が出ないようなネタに関しては腰が引けるが「公認の悪者」という出来合いの的に対しては勢い余るくらい徹底的に石を投げる。それが日本のマスコミの特徴だ。某白装束の集団の取材の時はあまりに大人しいんで、わざと怒らせて小競り合いの映像を撮ったなんてハナシもある。

 昨日めでたく“公認”されたホリエモンの場合もなんか勢い余っちゃったコメントがいくつかあったな。
 日テレに出てるうらなりみたいなおっさんは、いつも少ない知識でテキトーなことを言うから注意しといたほうがいい(笑)。この人はイラク人質事件のときには、無知から出た恥ずかしい勘違いで“自作自演説”をほのめかしたりしてた人だからな。

 松本サリン事件の被害者である河野さんなんて、自分があんな被害にあっても、感情的にならずに「責めるべきこと」と「守られるべきもの」の区別は冷静だった。
 マスコミは河野さんの姿勢に学ぶべきだ。無節操な公開リンチからは未来への教訓なんか得られないんだからね。

 どっちにしても、おいらたちのような一庶民が騙されないようにするのはたいへんだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●ライブドア畑で捕まえて The... | トップ | ●牛肉再禁輸って出来レースぢ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

◎きっかけは~ホリエモン(期間限定)」カテゴリの最新記事