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小学3年生のお子さんが「わり算」、そして「あまりのあるわり算」に取り組んでいるときに、あることを仕込んでみてください。高校2年の内容(大学受験)ですっごく役立ちますよ。いや、その前にも必ず役立つ考えでもあります。
そして、そのあることはとっても簡単なことですので、学校の授業で取り扱っていなくとも、ご家庭で教えて見てください。
では、早速
お子さんは 7÷3はできますよね。
そうです。
7÷3=2あまり1
これを次のように変形する癖をちょっこと身に付けてあげるだけです。
たったこれだけです。
お子さんが、わり算の問題を解いた後に「それをかけ算を使って変形してごらん」と声をかけてあげてください。
例えば
◇お子さんがわり算の問題「20÷6=3あまり2」を解いた後で、
「では、それをかけ算を使って変形してごらん」と促し
「20=6×3+1」
と変形できることを親子で確かめてみてください。
◆ここで、もしお子さんがわり算の計算をもし違っていたなら、
(誤り)「20÷6=2あまり5」だったら
「これもかけ算を使って書き変えてごらん」と声をかけ
「20=6×2+5」
と変形させたとき、お母さまがそこで「その式本当にあっている?」とツッコンであげてください。
そして、お子さんに右の式「6×2+5」の計算をさえてみて
6×2+5=12+5=17・・・・・あっっ「20」にならない
つまり、間違っているね。。。とまで確かめることをさせるといいですよ。
もう少し例を挙げておきますね
(1) 47÷7=6あまり5 ⇒ 47=7×6+5
あまりがでないわり算だって
(2) 84÷6=14 ⇒ 84=6×14
そして、もうひとつここで押さえておかなくてはいけないものは、
「あまりの条件」です
あまりの条件とは・・・「あまりはわる数より小さい」です
ここでは、あまりはわる数3より小さい数でなくてはいけません。
ここで、お子さんにもう一つ聞いてみてください。
「なぜ、あまりはわる数より小さいの?」と、これはすっごく大事な質問です。
この答をきちんと言えたお子さんは将来有望ですね・・・
なぜなら、この質問の答えが大学入試のある問題の解き方のもとになるからです。それを、小学生のお子さんが答えるとは、、、あっぱれです
この答は、「あまりがわる数よりも大きければ、まだわることができるから」です。
「まだわれる」という表現の言葉がでてくれば素晴らしいです。
お子さんが今回答えられなくても、安心してください、今この小学生の時に納得してくれれば、高校(大学受験)のときにもちゃんとできるようになります。小さいな時に身に付けたものはその後もお子さんの力として身に付いています。(小さい時に身に付けることは強力です)
さあ、今回の「①わり算をかけ算に変形する」ことと「②あまりの条件」を使うと
大学入試問題(やや難)
整式f(x)をx2+1で割ると2余り,x+1で割ると4余る.
このときf(x)を(x2+1)(x+1)で割った余りを求めよ。
を簡単に解くことができます。そして、これは理系の大学でよく出る問題です。
小学生の「あまりのあるわり算」の考えで、特に「あまりがわる数より大きいとまだ割れる」の考えができるかできないかで差がでます。
どうぞ、この機会に「ワンランク上の仕込み」をされてみてくださいませ