しょっつる回遊記

旅行、バイク、オカルト、酒のあれやこれや

青空おじさんと紫ドロボウ2

2011-05-07 12:34:34 | 日常にして非日常
私は紫ドロボウである。

気がつけば、昨日の日本酒の香りがほんのりして頭に違和感がある。
「あぁこれが世間で話題の二日酔いなのか」
と納得する(まるで初めてのようであるが)。またイチゴ狩りの疲労も相まってお腹を煽っていた。そこで焼津おさかなセンターへ向かうことになった。

静岡と焼津をつなぐ『大崩れ』を抜けると言う。高所恐怖症の私には危険極まりない提案を二つ返事で受け入れた。それくらいお腹が減っていたのだ。名前の如く山肌が崩れて険しい崖になっている。峠付近のガードレールには超危険と書かれた看板があり、極楽浄土に入場しかけている所であったが、皆は渋谷の女子高生の話になっているではないか…。私のチキンぶりが発揮されただけのようだ。

焼津おさかなセンターはGWということもあり、多くの観光客で賑わっていた。そして青空おじさんを隠し撮りするのである。


歩いていると場外に停めてあるバイクの一台に目がとまった。トライアンフの直列3気筒、しかも横向きにチャンバーを取り付けたアメリカンタイプだ。あまりのかっこよさに全神経を集中して見ていたと思う。トライアンフROCKET IIIという2300ccの化物エンジンを積んだバイクであることが後に判明する。バイク乗りに戻る日が近いことを悟った。

話を戻すが、焼津はマグロの水揚量が日本一の漁港である。そのためおさかなセンターにはマグロを陳列する店が殆どで圧倒された。その一店舗に飾ってあるお頭のシュールさにも驚愕である。花が咲き乱れているのだ。


早速食堂に入り、黒潮定食を頂いた。

この時期だけの生桜海老、ミナミマグロの造りを始め、ビンナガ、ボタン海老、コウイカ、マダイ、イクラとバラエテー豊かで、見て、食べて焼津を堪能できた。

私の大胆さとは違い、青空おじさんは生シラス・桜海老丼と一見地味だが、駿河湾の旬の魚を頂くところがイナセな三保っ子だ。良い店を紹介して頂き感謝である。

だが前日に日本平で頂いた桜海老の悲惨さを思い出し、作り手の気持ち次第で、こうも違うものかと怒りすら覚えたのだ(買った人が悪い)。


市場をグルリと回る間に、練り物屋で面白いものを見つけた。おさかなのサラミ味だ。

まったくもって理解不能な名前であるが、味は抜群である。まさにおさかなのサラミ味だ…。

出口に向かい一服していると、青空おじさんと魔女狩りが騒いでいる。何かと思えばレクサスが停まっているのだ。しかも最新型の完全エコタイプ、最高速度は200km/h、何段乗せても安定感抜群であろう姿に市場の未来を垣間見た(うそ)。


食事を終えた時点で、私の静岡旅情プランは皆無に等しかったが、
「朝霧高原でチーズ作りできるよ」
と魔女狩りがつぶやいたことで、富士山へ向かうことが決定した。珍道中はまだ続くことになりそうだ。



つづく

青空おじさんと紫ドロボウ

2011-05-07 12:02:26 | 日常にして非日常
その日は夏を感じさせる陽ざしと湿気の多さで、ビニールハウスの中の私は蓬莱軒の豚まんになったような気分になった。


そこでは皆、サファイヤの原石を思わせるほど、深紅でゴツゴツな物体、滑らかな物体を口に運ぶ作業を、永遠と繰り返すのである。

その物体は芳醇な香りと甘さが薬物のようで、自然と口に運んでしまう。先ほどの言葉は誤りであろう、作業ではなく本能がそうさせると思わずにはいられない。そうイチゴを食べる様に(イチゴだが)
 

私はこの桃源郷で狩りをしていたのだ。友人の嫁(仮に『魔女狩り』とする)からは紫色のTシャツが夜に紛れて泥棒みたいだね(朝っぱらだが)と言われ、『紫ドロボウ』と呼ばれることになるが、気にせず黙々と狩りに勤しんだ。だがこれを見るかぎり泥棒である。相方に落書きされるのも頷ける。


狩りを中断して外に出て見ると、駿河湾から山肌を駆け上がって来る風が気持ちよく、水平線近くをポンポンと通り過ぎる漁船、のどか風景に見入ってしまった。


ここで一人紹介しよう。前文で友人の嫁(魔女狩り)と書いたが、その友人の『青空おじさん』である。彼は今回の静岡旅情の案内人をかってもらった粋な男だが、水色のTシャツを着ているだけで、魔女狩りに命名された可哀想な男でもある。言葉とは裏腹に、彼への愛を感じずにはいられず、私は目を背けるのであるが。


7年前に滞在していた時のように、苺の風船を振り回す苺ガールの姿はなかったが、苺帽のマネキンが迎えてくれた久能山のイチゴ狩りであった。あぁ小腹が減ったな、続きは後で書くことにしよう。


つづく

静岡の日本酒

2011-05-06 13:50:15 | 日常にして非日常
静岡といえば日本酒天国ですね。

私が大学時代に通い詰めた居酒屋に御穂鶴というお店があります。
日本酒の酒蔵を改装したお店で雰囲気がよく、そこでしか飲めない酒を扱っております。

もう7年ぶりになりますが、久々に伺いました。

駐車場でお出迎えしてくれる、見事としか言いようのない作品。
楽しみに来た人達を恐怖のどん底に突き落としてくれます。


此方が店構えです。雰囲気だけで酔えます

このあと本気呑みをしたため写真はありませんが、御穂鶴と新鮮なお魚ちゃんで舌鼓を打ちました。

お店では宮城島酒本店"御穂鶴"の一升瓶を購入しました。(写真は呑んだ際にUPします)
その他に、ただれた夫さんから静岡の綺麗なお水でお酒を造っているから、何でも美味しいよ!との情報でテンションMAX。下記の2品を選びました。

●(株)神沢川酒造場
 正雪(しょうせつ) 純吟 山影純悦 緑ラベル 生貯蔵酒 22BYの四合瓶

 

【アルコ-ル度数】16~17゜
【日本酒度】+2~+3(+4)※修正液で直してありました。笑
【酸度】1.2~1.3
【原料米及び精米歩合】兵庫山田錦 50%精米

呑んだ感想は、香りが非常に強くフルーティーですが、スッキリした味わいなので、私好みのグイグイいけるタイプのお酒でした。そして酔っ払いです。


●三和酒造(株)
 臥龍梅 鳳雛(がりゅうばい ほうすう)純吟 生原酒 22BYの四号瓶

※写真は呑んだ際にUPします

【アルコ-ル度数】16~17゜
【日本酒度】+3
【酸度】1.4
【原料米及び精米歩合】静岡県産誉富士 55%精米
【酵母】協会10号系(明利酵母)

合計3本購入しました。今から楽しみすぎて眠れません!



つづく



薩った峠&山原

2011-05-06 13:18:07 | 日常にして非日常
続いて絶景ポイントです。

薩埵峠(さったとうげ)は東海道五十三次の由比宿と興津宿の間に位置する難所です。
ですが、絶景ポイントとしても有名!
ドーーーン

綺麗な富士山が見え… う~ん何か違うな。あっ


こちらでした。曇っていて何も見えませんが、1号線の渋滞と広大な海に圧倒されました。


そして赤潮。
23年度の赤潮対策交付金の予算は50億円です。近年の富栄養化と貧酸素の影響は酷いようです。昨年は秋口に水温が下がらなかったこともあるので、水温が原因と考えるべきでしょう。


静岡の夜景と言えば…山原(やんばら)と言えましょう。
私は大学時代に一度も行ったことがありません。まぁ甘い話がなかったのでしょう。

右側の山をワニに見立てて、ワニが町を一口と言った光景が有名らしい。
写真では見づらいですが、ワニに見えました、うん。

やはり静岡は景色も最高ですな



つづく

静岡の旅

2011-05-06 13:08:52 | 日常にして非日常
GWの序盤の5月1、2日はkazさん(コチ日記管理人)が大阪に遊びに来られました!
その全貌はコチ日記の『久しぶりの大阪』をご覧ください。

GWの中盤5月3、4日は、相方と共に静岡の友人である"ただれた夫"夫妻の元へ遊びに行きました。
私の果てしない無計画ぶりを見越していたかのような、見事な案内をして頂いたのであります。ありがとう

私は果てしなく新幹線に乗車するためあまり感動がないのですが、相方はテンション上がりまくって小動物を持ち込む始末!


窓の外を眺める小動物、通称”ま~くん”

着いてすぐに静岡おでんのお店に連れて行ってもらいました。

昭和な感じの趣のあるお店。一本60円で、ばっか安でばっか美味

そして日本平からロープウェイで久能山東照宮へ

↑東照宮でっす
わわっ間違えつった、奉納酒です。
日が出ているうちでも呑みたい気持ちは、どこへ行っても変わりません


手前が拝殿、奥が本殿です。
最近国宝になったらしく、風格があるように見えます。

参道を登ると、家康の遺灰が納められたというお墓が(今は日光にある)

そこで、ただれた妻(仮名)曰く、隠れた名所である家康の愛馬のお墓
たしかに。遺骨のないお墓より、よっぽどご利益がありそうです。

そんなこんなでロープウェイで清水市外へ戻りますた!

↑ちなみに高いところが怖いのですが。


つづく