木瓜(ぼけ)の宮

No.2748 治療室での話

 ここ十日程、毎朝皮膚科へ治療に
出かけてそこで隣室から漏れてくる話です 

車椅子で通ってくるおばあさん曰く
「どうしてここへ来てる?何で?」
処置してもらっているらしく大声で「痛か」 
「もっと優しうしてもらわんと」

また元に戻って同じ事を何度となく
訴える元気でいて少し認知症がかてる女性の様です。

想像するに足は水虫  らしい 
「そがん事なか」※そんな事はない
背中は老人独特のかゆみが伴う湿疹か 

お嫁さんか娘さんかが付き添っての通院
四六時中これじゃ大変だ 

コメント一覧

Suzy
介護する方も人間だもん
俗にいう頭にくる  もあるでしょう

無意味に声はでかいし
私は赤の他人だからおかしく聞けたが
常日頃世話をしている方はエライと思えた。

素浪人
真意は?
そういう話を聞くと、思い出しました。
こっちが痛い、そこが痒い、そこじゃない、違う…。
最初は、言われるとおりに、さすたり、掻いてあげたり。
何度も言われているうちに、からかっているのかと腹が立ったり。
少したって冷静になり、かまったほしいのかと…。

とにかく、なんとか時間の引き延ばしに、同じようなことを…。

介護する側も心身疲労気味。

亡くなって数年たち、わが身も高齢の域になってくると、その真意が少しわかるようになった。

自分で自分のことが思うようにならなくなってくると、
苛立ちと悲しさと寂しさが…切なくなり、平常心が薄れてくる。

高齢の性でしょうか。
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