万太郎山 (1954.1m)
令和2年10月6日
5・6日の予定で飯豊連峰・大日岳を計画していたが、天気予報の傘マークが取れず、敢え無く中止とした。
皆この日のために休みを取り準備していたが、天気だけには逆らえない。
それならば せめて雨マークがなく日帰りで行ける谷川方面に行こうと言うことになり、
4年前にoccoさんと二人で行った万太郎山に決定する。
あの時は毛渡橋の架け替え工事のため迂回路をぐるぐる回り迷走して登山口に着いたのだが、
今回は7名での登山なので、迂回路もなくスムーズに到着。
しかし 高波吾策像を過ぎ問題なく橋を右に曲がり、登山口に一番近い駐車場に停められることを知っている私は
まだ行ける まだ行ける と誘導するのだが、あの時と違って砂利道がずいぶん荒れていてデコンボコンのガリガリ~
両脇から延びるススキの穂が視界を遮り、車の助手席に乗っている私はススキを避けようと頭を低くしてしまう。
車の中なのに・・・・・
こんな悪路なら少し手前の広い駐車場に停めるべきだったと思った。先のことがわかれば苦労はないのだが・・・。
身支度済ませ出発。
歩いて4~5分の所に登山口があり8時15分うっそうとしたスギ林の中を登り始める。
今日の天気は雨はなく山頂に着くお昼頃には晴れると信じて、谷川岳方面・仙の倉、平標山方面に続く稜線の紅葉に
期待して登るのだが、ポツポツと小雨もあり、辺り一面真っ白。
登山道はぬかるんでドロドロ。
ツタウルシがきれいだった。
9:27分 スギ林からブナ林に変わると1時間10分程で舟窪、この辺りからは視界も開けるはずだったが真っ白。
もう少し進めばガスも引くのではないかと思いながら進むが
10:00 大ベタテノ頭についても真っ白 寒さも加わり1枚上着を着て体温調整をする。
10:35 井戸小屋沢の頭 真っ白
ここまでくれば前方にはドカ~ンと万太郎山の雄姿が見え、大きな急登を越えないと
山頂には着かないことを知るはずだったが、真っ白で何も見えず、誰も何も言わずひたすら登る。
切り立った岩場でロープの箇所もあり、濡れた岩で滑らないように慎重に、息を切らしながら登る。
ここの登りが一番きつい。
急登を越え稜線に出て、間もなくて分岐かと思うところで、子供のイノシシの死骸があった。
食べ物がなくて死んだのか?とも思ったがお腹は膨れている様に思えた。かわいそうに・・・どうしたんだろう?
分岐から縦走路を5分程行くと山頂となる。
11:50 辺りは真っ白 お昼には晴れるはずだったのに・・・・・
360度何も見えずガスの中でランチとする。思ったほど風も強くなくガスの炎も消えることはなく、
にぎやかにランチタイムとなるが、気温は低く寒かった。
そんな中で一瞬の日差しがあると、みんな あったか~いね と言う。
リーダーから1時になったら下山、との指示があり、下山準備をしているとガスの動きが早くなり
平標方面の稜線が見えては消え 見えては消え 今まで何も見えなかった山々が見えてきた。
「私達って こんな高いところにいたんだね」との、言葉が出るくらい
気温の低さは感じるが高度感を感じないくらい真っ白で何も見えなかったのだが、
だんだんと明るくなり ここからが万太郎劇場の始まりはじまり(拍手)
谷川連峰の稜線が見えたことに喜び、紅葉の美しさに感動し、もう少し居ればもっと見えるよ~
雲よ~ がんばれ~ と叫び、その言葉に応えてくれるかのように稜線が見えてくる。
谷川岳方面も見えてきたよ~ あっちが谷川岳で こっちが茂倉岳だねと喜びは尽きないが
13:40分 そろそろ下山。 名残り惜しいが出発とする。途中の紅葉もきれいだったし、
ブロッケン現象も3回も見え、手を振ると反応し、これ私だ~ おー俺だ~ とにぎやかに下山する。
16:20分 登山口到着
今回の万太郎山登山はガスで何も見えずあきらめて帰ろうとしたときに見えてきた景色
今までにない感動で、思い出深い登山になるでしょう。 あ~ 良かったな~
飯豊連峰も良いけど 谷川連峰も最高でした。
雲の中からうっすらと見え始める。
だんだんと明るくなり
谷川岳方面も
仙ノ倉・平標山・苗場山
ブロッケン現象
やはり、山は良いですね〜しみじみ思いました。
今日は五ヶ月ぶりにkちゃん(鳥系)とkちゃん(獣系)と食事しました。コロナだから会うのを控えていました。久しぶりに楽しかったです。渋谷で鰻を食べました!
残念だった大日岳に来年連れて行って貰おうね、と話したり、飯豊連峰の素晴らしさを語りました。
tomoさん、宜しくね!皆さんとの山はいつも本当に楽しいです👍
今回は大日岳残念でしたが、来年また計画しますね。カモ汁と熊汁持っていきましょう。楽しみにしています。
想定していなかった感染症で、今年の計画は崩れてしまいましたが、目標があるということは元気の源になります。
私も早く渋谷辺りに行きたいな~
僕ならきっと登山口でUターンです。
紅葉の稜線とブロッケン。素晴らしいですね。
登山口までの林道がそんなに荒れてるなんて。たった4年だけど、この4年間での天候の激化がこんなところにもあらわれてるんでしょうか?
迂回路に遊ばれた4年前でした。
登山口までの林道、大雨で川のように流れたのでしょうね。再万太郎山、井戸小屋沢の頭からの登りがきつかったです。やっぱり谷川連峰の稜線は素晴らしかった。