SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【カスタマイズ】腕部をカスタマイズする

2008-09-10 00:37:10 | Custom-made
前回やりました脚部のカスタマイズに続き、今回は市販のプラキットを利用して下腕部を製作します。

素材はこちら↓

MGのザクの脚部です。ザクと一口で申しましても様々なバリエーションがありまして、意外に微妙なバランスの違いがありますが、今回はスタンダードに初期のMGから部品を持ってきました(…本当はそれしかジャンクパーツが無かった)。
パーツは長さの調節と、手首パーツの接続位置を考慮して本来の膝下に当たる部分をカット(画像赤線の部分)。
作例では脚部スラスター部にカバーを付けてますが、スラスター部品を取り付けても何だかパンチが強力そうに見えて良いかもしれません。
デコレーションに関しては今回は特に行っておりませんが、素材の元イメージを薄くするためにある程度は行うことをお勧めいたします。逆に特徴的なモールドや造形を削り落としていく方法もアリです。
いずれにしろカスタマイズ完成後の全体の情報量の均一化を心がけながら、偏りがないように工作を進めてゆくのが良いでしょう。

パーツ外側の加工が完了したら、これに前回同様5㎜ポリキャップを組み込んだ内部フレームを固定します。
今回は内部フレームやその取り付けのコツなどは端折らせて頂きますので、詳細は前回の記事を御参照下さい。


…というわけで、甚だ簡単ながらこれで完成!
前回同様こちらも本当は関節部の隙間などにフレームを隠すためにプラ板で塞いだり、メカニックディティールを施すなどする必要がありますが、ここでは基本的な工作に止まらせて頂こうかと考えます。

本体の元パーツと換装させたイメージはTOP画像の通り。同じ丸い造形でも元パーツの円筒形基本のデザインとはやはり印象が異なります。
前回は昨今のスーパーロボットのデザインラインとしてごくメジャーな「四角い」デザインでアプローチしましたが、今回は逆に丸く、且つ有機的な曲線を持ったデザインで仕上げることにしました。
あまり造形がウネウネしすぎると生物っぽくなってしまいますが、金属的な質感を保ちながら有機的なラインを残したデザインは、そのメカニックがより文明の進んだテクノロジーによる設計であることを演出できます。

デザインの好みは人それぞれなのでこうした作例を参考に自分に合ったパーツを探し、好みのラインを追求してみるのも一興ではないかと考えます。

当企画の商品自体、決してメジャーではない故(自爆)の無印感がありますので、この商品をベースとして限りなくオリジナルに近いあなただけの「最強ロボ」を作ってみてはいかがでしょうか?











…本音は「アストロミゼットワールド」の「スプリガンX」として正当に評価していただきたいとは思うのですが…

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