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かなり本腰を入れて作られたであろうダイワ初のシステムクランク
クランクベイトのシステム化によるターゲットの各「層」をトレース出来るメリットは、アメリカのレーベル等が遥昔に提唱していた
しかしそれまでのモノは深度やウェイト等若干大味なきらいがあった
こついった当時のクランクの多くはカタログデータも大味だったのも事実...
4~5m程の深度表記でも実際には2~3m程しか潜らないことが「タックルボックス誌」等の検証で露呈されてました...
しかしさすがにこのTDクランクや他の国産システムクランクはこれらを踏まえた後発だけに、かなり計算された幅広いシステム化が図られていた
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このシステムは2m~6m+αの4タイプで各サイズしっかりと表示深度をトレース出来、グアニンライクなメタリックカラー等釣れるクランクの要素を満たしていました
最小サイズ7.5gの「1062」は、サイズといい動きといいどうしても「サスペンドR」コンプレックスを感じてしまうが、これは同クラスの他のクランクにも言える事ですね...
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それだけ故・西山徹氏もフェイバリットと絶賛だった、この「サスペンドR」がスモールクランクのお手本になっているのだとも思われます
それより最も驚いたのがテストでも6m+αをボトムノックした「1076」
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それまではここまで確実にこの超ディープをトレース出来るクランクはほぼ皆無でした
通常バスはルアーがひんぱんに通されると同タイプのルアーにはかなりスレてしまう
しかし当時はこの超ディープの領域にクランクが通る事がほぼ皆無だった事もあり、この領域のバスにも目新しかったのか、ビッグサイズにも関わらず非常によく釣れました
このTDクランク...
洗練された4タイプで2~6m+αと言う使いやすさは、当時のシステムクランクの初の完成形の一つと言えると思います...
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