STRATEGY-6:各エリアの攻め方
さて再びスピナーベイト攻略編です
理論編と前回迄で、大体スピナーベイトの仕組みと必要性及び、それを使用するタックル適合性はお分かりいただけたかと思います
そこで今回は、実際のフィールドでの各エリアの攻め方へと進めていきたいと思います
モノが解ったらいよいよ実戦での戦略法と言うワケです
でも、ちょっとまった!!
今回の記事を読み終えるまではロッドを振る事を禁ずる...
...by 魚紳(笑)
ACT-1:オープンウォーター
まず前回も述べたようにスピナーベイトはオープンウォーターでも、回遊やサスペンド及び居着きの「全ての層」を探れる優れたルアーですね
ここではやはりこの能力を最大限に生かすのが最も効果的と言えますね
まず、キャストしたらボトムまで沈めて大体の深さを調べます
後はフィールドの水深により表層からボトムまで「各層」を探れば良いワケです
スピナーベイトに反応する魚がどこかにいれば、いずれかの「層」でバイトすると言うワケです
これは、その場所に魚がいるかどうかを確かめるのに最も完全かつ漏れの無い基本的な攻略ですね...
ACT-2:ベジテーション・エリアと立ち枯れ
アシや冠水したススキや立ち枯れなどの密集帯はやはり、格好の彼らの隠れ場所となっています
ここをハイスピードで効率良く攻めるのは、もはやスピナーベイトの独壇場といったところです
しかしただ騒がしく闇雲に攻めても、返って魚を散らしてしまう事にもなりかねません
そしていくらスピナーベイトと言えども、ただ闇雲に攻めれば強烈な根掛かりが待っているでしょう
この様なエリアを注意深く観察していると、窪みや切れ目、隙間などがある場所が見えてきます
そこを効率良く通せば、魚も散らさずまたスムーズに通せる訳ですね
こういったベジテーション・エリアには必ずこの様な場所が点在するので、丁寧かつ漏らさず通していくと効率的です...
ACT-3:ウィードエリア
もはやフロッグやワームくらいしか使えないんじゃないの?
ってくらい、カバーされてしまったウィードエリア
しかしここもウィードレス性能の高い、スピナーベイトの得意場所です!
ここでもやはり攻め方が命運を分けます
やはり、ウィードの切れ目や薄い場所などの「ライン」を見つけて、スムーズに通していくのが効果的です
いくらウィードに強くても、ウィードをガンガンなぎ倒していっては、魚もびっくりしてしまいますからね
魚からみたら、こんな俺より強くウィードなぎ倒す奴なんかにぜってー勝てねえ...と言ったところでしょうね...(笑)
あくまでも、薄い切れ目をスムーズに泳がせて、弱い魚を演出します
またコレだと、藻掛かりや根掛かりも最小限に抑えられますね...
ACT-4:ロックエリア
ダムなどに多い多孔質の溶岩等が敷き詰められた場所ですね
濾過効果が高いので水質維持の為の設置でしょうね
ボクのホームにもある得意場所の一つです
この様なエリアは非常に魚が集まりやすい
何故ならその構造上、底の面積が広い
つまり、各岩の隙間に無数の通路があり、実質的面積が広く生物を受け入れる容量も大きいからです
結果的に魚が隠れる場所も無数にあり、ベイトも含めて継続的に多くの魚が居着き、かつ潜んでいます...
そしてこのようなロックエリアは、構造上オープンウォーターの場合が多く同様に攻められます
しかし、これはあくまでボクの経験からですが、やはり圧倒的に底に居着いてたり、徘徊してフィーディングしているバスが多い
なので、底を重点的に各層を絡めていくと効果的だと思います...
このようにスピナーベイトには実に様々な攻め方があるんですよね
しかし、いくらオールマイティーな優れたパイロットルアーと言えども、ただ闇雲に全てを攻めるだけでなく、じっくり一つずつ攻め方をマスターして、自分なりの答えを見つけていくのも重要だと思います...
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