ACT:1 マグネットブレーキとは…
以前雑誌等に、マグネットブレーキは磁石の引っ張る力を利用してブレーキをかけると書いている記事を見て、唖然とした覚えがありました…
で、最近でもたまに雑誌にコレ書いている記事がある
遠心ブレーキは回転速度に比例してブレーキがかかるが、マグネットブレーキはブレーキ力が一定なのがデメリット
みたいな…
これでは読んだ方々に誤解を生んで、固定観念が生まれても仕方ないですよね…(汗)
と言う訳で今回はマグネットブレーキの話…
まずアルミは電気の良導体ですが非磁性体ですよね
一円玉に磁石を近づけてもくっつかない事は、理科の実験とかでもやった記憶がある方もいるかと思います
マグネットブレーキは電磁誘導ブレーキです
磁力の間をインダクトローターが回転して渦電流が発生します
これが抵抗となってブレーキがかかります
スプール回転が上がる程渦電流が強くなりこの抵抗は強くなります(発電量が増える程抵抗は大きくなる)
結果的にマグネットブレーキも、スプール回転速度に「比例」してブレーキ力は「増減」します
通常使用される発電機等では、発電させるとエネルギーロスとなりデメリットとなります
しかし逆にブレーキとしてメリットに変換しているところが、このユニットの優れた点です
これは最近ではハイブリッドカー等の、「回生ブレーキ」としても活用されていますね
しかしこれを最初にリールのブレーキユニットに採用した発想は、ホントに遠心ブレーキに続く大革新だと思います
そしてそれを世界で最初にやったのが日本のリールメーカーだった事は、日本人としてちょっと「ヤッタネ」と、嬉しかった事を今でも覚えています…
にほんブログ村 ソード・ルアー工学部
以前雑誌等に、マグネットブレーキは磁石の引っ張る力を利用してブレーキをかけると書いている記事を見て、唖然とした覚えがありました…
で、最近でもたまに雑誌にコレ書いている記事がある
遠心ブレーキは回転速度に比例してブレーキがかかるが、マグネットブレーキはブレーキ力が一定なのがデメリット
みたいな…
これでは読んだ方々に誤解を生んで、固定観念が生まれても仕方ないですよね…(汗)
と言う訳で今回はマグネットブレーキの話…
まずアルミは電気の良導体ですが非磁性体ですよね
一円玉に磁石を近づけてもくっつかない事は、理科の実験とかでもやった記憶がある方もいるかと思います
マグネットブレーキは電磁誘導ブレーキです
磁力の間をインダクトローターが回転して渦電流が発生します
これが抵抗となってブレーキがかかります
スプール回転が上がる程渦電流が強くなりこの抵抗は強くなります(発電量が増える程抵抗は大きくなる)
結果的にマグネットブレーキも、スプール回転速度に「比例」してブレーキ力は「増減」します
通常使用される発電機等では、発電させるとエネルギーロスとなりデメリットとなります
しかし逆にブレーキとしてメリットに変換しているところが、このユニットの優れた点です
これは最近ではハイブリッドカー等の、「回生ブレーキ」としても活用されていますね
しかしこれを最初にリールのブレーキユニットに採用した発想は、ホントに遠心ブレーキに続く大革新だと思います
そしてそれを世界で最初にやったのが日本のリールメーカーだった事は、日本人としてちょっと「ヤッタネ」と、嬉しかった事を今でも覚えています…
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