アミューズ仕様パチスロ基板・SIRIUSについて考察します。
当該基板は、アミューズ仕様パチスロが出回り始めたころ開発されました。当時はROMそのものを解析・改編して、100円硬貨投入で30点・350点で景品を払い出すというもので、パチンコ屋で1点20円のところ100円÷30点=3.3円でPLAYできることから、目押しの訓練になるということで、パチンコ閉店後に花火設置場所で目押しのトレー^ニングをして、翌朝、開店前の行列に並ぶという行動が見られました。ROMを改編する際、4.1秒のウエイトをカットしたことも、支持された理由です。花火がアミューズ仕様になるなら、他の機種でも・・・となるのは自明の理で、各社がアミューズ仕様パチスロ基板を開発し始めました。
花火はメダルセンサーが2回路のアクテイブロー。払い出しセンサーは1回路のアクティブハイです
SIRIUSのCN1のピン配列です
⑫赤 24V
⑪茶 GND
⑩黒 ホッパーモーター(-)本体側
⑨白 ホッパーモーター(+)本体側
⑧灰 払い出しセンサー
⑦紫 設定
⑥青 MAXBET
⑤
④黄 ブロッカー(-)
③橙 メダルセンサー2
②赤 メダルセンサー1
①茶 GND
②赤 メダルセンサー1・③橙 メダルセンサー2・⑧灰 払い出しセンサー から 上図の疑似信号がSLOT側に出力されます
実際は花火にはセンサーが3個あるのですが、一番目のセンサーは配線処理しないで、SIRIUSのセンサー1を花火のセンサー2に、SIRIUSのセンサー2を花火のセンサー3につなぐことでバッチリ動いていました。バットマン以降のアルゼ系機種ではこの方法は使えず、センサー1にも疑似信号が必要になっています。
機種が変わると工夫が必要です。
例えば北斗の拳は、払出センサーが2回路になります。
図のようにセンサー1と2のタイムラグは当時は無視されていましたが、最新機種ではこれをみているので、このような安易な方法は通用しません
また、吉宗(大都)はメダルセンサーがアクティブハイです。
SIRIUSの疑似信号を反転させる必要があります
反転させるにはいろいろな方法があります
①反転回路を作る
②フォトカプラーで反転
③リレーで反転
④トランジスタアレイ・62083AP
⑤マイコンプログラムを作ってアミューズ基板とSLOTの間に割り込ませる
当時は、カプセルベンダーで景品を払い出すことが主流でした。カプセルベンダーはグアーンとゆっくり回転します。メダル出しの場合、複数枚出てしまいます。
そこで・・・・・・・
①回転を制御する回路を利用する
②ホッパーモーターに24Vではなく12Vをつないでみる
③ホッパーを改造する
ホッパーのフードをはずして分解してみると穴のあいた円板があります。この穴なに入ったメダルが払い出されます。この穴を1つだけ残して粘着テープで 塞いだらどうなるでしょう?
SIRIUSSR取扱説明書
回胴式遊戯機技術研究会はパチスロの入出力信号を調べて、オシロスコープで波形をみて、その通りの疑似信号を出力するマイコンプログラムを作成して、回路にのせて、パチスロのメダル不要回路を作成して、卒業の技術講習(有料)を開講しています。
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