リレーの極性
リレーを裏返してみます
図1
端子が5つあります
図2
リレーはコイルとスイッチの組み合わせで、通常の(何もない)状態でCOMとNCがつながっています。
COMはCOMMONで共通、NCはNOMAL CLOSEで通常(NOMAL)で閉じて(CLOSE)います。NOはNOMAL OPENで通常(NOMAL)で開いて(OPEN)います。
図2ではリレーに極性はまだありません。リレーのコイルにダイオードをつなぎます(図3)。ダイードには極性があってカソード側(ハチマキ印側)にリレーの定格電圧をつなぎます。
図3
ここで初めてリレーに極性という概念が生まれます。そしてダイオードのアノード側(ハチマキ印のない側)に信号を送り、カソード側がプラス、アノード側がマイナスとなります。図4はマイコンでモーターを回転させたり停止させたりする回路例です。
図4
マイコンのH信号がリレーに入っているときはリレーコイルはプラスマイナスの電位差がなく、COMはNCにつながり、COMのモーター駆動電圧は行き止まり、モーターは停止。
マイコンのL信号がリレーに入るとリレーコイルに電位差が生じてカチャっとコイルが働きます。その瞬間COMはNOとつながり、モーターに駆動電圧が供給されて、モーターが回転します。マイコンからH信号が送られるとリレーのコイルはきかなくなるのでCOM-NO間のつながりはなくなり、モーターは駆動電圧が遮断されて止まります。
リレーコイルなどの誘導負荷の回路を遮断する際、数百から数千Vの値で、電源電圧とは逆の方向に高い電圧が発生する現象が起きます。この電圧のことを「逆起電圧」といいます。高い電圧によって大電流が流れることが、誘導負荷を制御する接点や回路に大きなダメージを与え、その寿命を著しく短くしてしまう恐れがあるのです。この逆起電圧から接点や回路を保護するために、保護回路(クランプ回路)が必要です。リレーコイルには保護用のクランプダイオードをつないで、このダイオードの極性でリレーの極性が決定されます。
アミューズ仕様パチスロで設定点に達すると景品を払い出すとき、カプセルベンダーなどはこの方法で対応できますが、メダルを払い出そうとするとメダルホッパーは高速回転でモーターはすぐに停止できずに1枚出ればいいところを2枚目、3枚目が出てしまいます。アミューズ仕様基板にモーター制御ICが組み込まれていればいいのですが、当初、アミューズ仕様でメダル払出は想定されなくて、カプセル景品対応のアミューズ基板では2回路のリレーを上手に使って1枚払い出してピュと止まる工夫をします。
図5
図6
図6の左側はコイルが作動していません。スイッチの接点は離れて」います。
コイルが作動すると電磁石となったコイルが鉄片を引き寄せて、テコとなってスイッチの接点を押してONになります。
マイコンでリレーを制御する場合、出力端子からの最大電流は25mAです。リレーを作動させるには十分ではありません。トランジスターで図7のように増幅する必要があります。
図7
そもそもトランジスターは
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回胴式遊戯機技術研究会はパチスロの入出力信号を調べて、オシロスコープで波形をみて、その通りの疑似信号を出力するマイコンプログラムを作成して、回路にのせて、パチスロのメダル不要回路を作成して、卒業の技術講習(有料)を開講しています。
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